東京都が行っている事業で
「教育庁人材バンク」というものをご存知でしょうか?
たぶん残念ながら、ほとんどの方は知らないと思います(苦笑)。
これは公立学校の教育現場に外部人材を取り入れる仕組みとして
平成22年度から教育庁が着手した画期的な取り組みです。
簡単にいうと、教育現場でボランティアしたい登録者と、
人手が足りない公立学校の現場をマッチングさせて、
教育指導や部活動の補佐、特別支援を行っていく仕組み。
とにかく教員の業務負担が増えている学校現場に
教育学部の学生やリタイア後の元教職員たちが
ボランティアとして入ってくれれば、これほど心強い仕組みはありません。
この事業の活用により公教育の水準を上げていくことは、
私が当選前からアジェンダに掲げていたことの一つでもあります。
都内にもある学力格差!
教育水準の底上げで競争できる環境へ
-2. 「市民の力」で、教師を本来業務に集中させる!-
http://otokitashun.com/agenda/p02/
…なのですが、この教育庁人材バンク事業。
まだ三年目ということもあって登録者数は8200名程度。
しかもそのほとんどは協力団体による団体登録で、
個人の登録者数は約550名、うち学生数は300名程度。
これは非常にもったいない。
東京都は大学生・大学院生の数が日本で最も多い地域で、
その人数は72万人近くにのぼります。
教育学部の学生だけでも、数万単位でしょう。
教育に関心のある学生にとっては、教育実習以外で
実際の公立学校の現場に携われるのは貴重な体験になります。
とにかく
「(事業が)知られていないこと」
「利用者(登録者、学校側ともに)のメリットが伝わっていないこと」
が問題なのです。
この点につきまして昨日25日に行われた
決算特別委員会分科会(教育庁)にて質問に立ち、
・より一層の、教育バンク事業の周知徹底
・学生登録を増やすため、インターンシップ制度として選考過程に組み込む。
また大学側と連携して、教職課程の単位認定にしてもらう
・利用する学校サイドにも「モデル校」を作り、活用例を普及していく
ことを提案・要望いたしました。
まだ3年目の事業ということで、工夫の余地はまだまだあるはずです。
各提案について今すぐ取り組む、という踏み込んだ答弁は
今回引き出すことはできませんでしたが、引き続きの検討を期待します。
公教育現場に関心のある都民の方は、
ぜひとも教育庁人材バンクに登録してみてください!
教育庁人材バンク
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/jinji/j-bank.htm
それでは、今日はこの辺で^^
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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