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出来レースな質疑応答がなくなり、すべての会派が再質問!変わりつつある都議会本会議の様相

都議会の話

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

今日は昨日のブログにて解説した、都議会代表質問が行われました。

もっとも注目された「都議会のドン」率いる都議会自民党の質問に関しては、

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「知事こそブラックボックス」小池百合子都知事を自民党が批判 代表質問で論戦
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/04/tokyo-mpa-koike_n_12326156.html

高い支持率を誇る知事に対して、そこまで明確な対立姿勢は取らないのではないか?と予想していましたが、

「都知事の方こそブラックボックス」
「冒頭解散という公約はどこにいったのか」
「知事給与と議員報酬は、まったくその意味合いが違う」

などの対抗意識を随所に散りばめたことが印象的な反面、答弁に窮するような鋭い質問を投げかけることはありませんでした。

このあたりに個人的には、中途半端な立ち位置にならざる得ない都議会自民党の苦悩がよく見て取れる代表質問となりました。

他にも、本日の本会議を通じて私が気づいた都議会の大きな変化としては2点。

1.
すべての大会派が「再質問」を行なった

昨日のブログで説明した通り「一括質問・一括答弁」のシステムを取る都議会では、それぞれが一度ずつ登壇することで終了するのが通例でした。

でも実は質問時間が残っていれば制度上、質問者は答弁が足りない部分に対して「再質問」をすることができるのです。

ところがこれまでは都議会の悪しき「慣例」として、再質問をすることは許されない空気が漂っており、再質問を行うのは共産党議員とかがやけTokyoの議員(上田都議)のみというのが、これまでの都議会の有り様でした。

それが今回、すべての会派が答弁に対して再質問を行い、少しだけですが「論戦」らしい光景をみることができました。儀式化した議会・シナリオ議会に一石を投じる変化だったのではないかと思います。

2.
予定調和な大会派との「出来レース質問」がなくなった

これまでは選挙で知事を応援した某最大会派とのやり取りで、

「◯◯を実施するべきだと考えますが、知事の見解を伺います」
「非常に有意義なご提案をいただき、速やかに実施する方法を検討していきます」

我が会派の要望が実現しましたー!!

…みたいな質問・答弁が行われる光景を、それこそ飽きるほど見てきたわけですね。

ところが今回はそうした弛緩した「出来レース」のやり取りはなく、面白みには欠けるものの非常に堅実なやり取りが行われていたように思えます。

【小池百合子都政】小池百合子知事「議場で寝る人が国会と比べて少なくて驚き」
http://www.sankei.com/politics/news/161004/plt1610040060-n1.html

そのほかには知事のこんな発言がニュース記事になるほど、都政への注目度は高まっているようです。

え、私ですか?ももももちろん寝てませんよ!(きょどりながら)

もっとも注目度が高い築地市場の豊洲移転問題については、公明党・共産党の両会派から地下水管理システムについて興味深い指摘がありました。

豊洲の地下水管理システム契約、共産が問題点指摘
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2883741.html

こちらについてはまた私の方でも調査し、事実関係が明らかになってから追ってご報告をさせていただきます。

明日は引き続き一般質問です。引き続き、ご注目をいただけますと幸いです。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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