※これまでのあらすじはこちら。
http://otokitashun.com/tag/tochijisen2014/
内藤候補からもお返事がいただけなかったため、
選挙公報や政見放送を元に所感を記載させていただきます。
公式HPなどもなく、かなり情報量が限られている候補です…
57歳と前候補者の中で三番目に若く、
田母神候補、姫路候補と同様に自衛隊出身です。
元自衛隊候補が多いんですね、今回は…なぜだろう。
■自己責任で自立し、かつ、心あたたかい東京
今の日本は防衛やエネルギー、食料など安全保障に関わることを外国に依存し、
日本人は自立心を持てない状態になっている。これでは民主主義が危ない!
一方で、日本は豊かになったものの、いじめや通り魔殺人、ストーカーなどが横行している。
これは思いやり、他人の悲しみをわかちあう心を忘れてしまったからである。
真に自立し、またあたたかい心をも持った社会を回復させたい!
というのが、立候補の動機になるようです。
都政のみに関わることではありませんが、
政治家を志す理由としては十分に思えますね。
■4つの公約!24時間相談ダイヤル、ツールド関東甲信越開催、東電の都営化、東京の人口半減!
数は少ないのですが、他の候補に比べてもかなり具体的な政策を述べています。
【24時間相談ダイヤルの設置】
専門のカウンセラーを置いて、いじめやストーカー被害者、
独居老人などの心のケアを行いたいそうです。
【ツールド関東甲信越の開催】
一見すると意味不明ですが、オリンピックにかける経費を削って、
自転車道、歩行者道を整備する計画だそうな。そして5年後には
ツールド関東甲信越を開催し、外国人観光客を誘致する計画。
【東電の都営化】
「ライフラインに関わるものは、競争に晒すべきではない」
との考え方から、原子力部門は国が買い取り、その他の部門は
東京都が買い取って都営にするという壮大なプラン。
国営化すら難しい中でなかなかハードルが高く、
また東京都だけの電力供給をしているわけではないので議論を呼びそうです。
(いくらかかるんだろう…)
【東京都の人口を半分に】
8年後を目標に、東京の過密化と地方の過疎化を解決したいと。
ある程度の密度を超えて飼育したネズミは子どもを産まなくなる、
という実験結果が理論的背景のようです。
具体的な方法論は不明ですが、都市設計をしていく上では
一つの理念・政策方針といえると思います。
■おときたによる総評
政策の実現性の可否に疑問は残るとしても、
個人的になかなか好感が持てる候補者だと思いました。
多くの候補者が「脱原発!」「憲法改悪反対!」など
国に向かって声を上げる中で、少なくともこの人は
都民目線で、東京都に向かって語りかけていることが感じられるからです。
惜しむらくは、本当に情報量が少ないこと。
せめて公式HPなどを完備して、プロフィールなんかもきちんと載せれば
ある程度票が取れるのではないかと思うのですが…若いしね。。
今後も挑戦を続けるのかわかりませんが、
また次に都知事選挙などに出られるとすれば
ぜひとも政策対談してみたい一人であると思いました。
以上、何かのご参考になれば幸いです。
続きます!
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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Tags: 都知事選2014