こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日16時に私が所属する都議会会派「かがやけTokyo」3名で記者会見を行い、
今回の都知事選挙においては小池百合子氏を支持することを表明いたしました。
(ピンぼけした写真しかないという。汗)
「主要」と目される予定候補者すべての記者会見を拝見し、
現時点でわかっている公約・政策を比較し、またその人物の背景や経歴などを含めて、
精査を重ねたうえでの決断です。
以下、私なりの見解を述べさせていただきます。
まず自公の推薦が決まった増田寛也氏ですが、
そもそも都政の混乱は2代続けて組織的な推薦、あるいは支援を受けた知事が、
不祥事に塗れて任期を全うできなかったことに大きな原因があると考えます。
それでも、個人として素晴らしい実績・信念を持つ政治家であれば選択肢に入ります。
ですが、増田寛也氏はそもそも東京一極集中を一貫して批判し続け、また「実務」として評価をされている
岩手県知事時代も県の財政を著しく悪化させるなど、その手腕には大いに疑問が残ります。
加えて今回の出馬会見において、持論であった東京一極集中是正や、
外国人参政権賛成の立場をあっさりと翻すなど、
「この方は、推薦政党の言いなりで自分の信念を曲げる方なのだ」
と判断いたしました。
昨日のブログにも書いたように、都議会と馴れ合いの知事では既得権益に切り込むことができず、
彼が知事になったとしたら、2020年まで五輪運営を含めて都政はむしろ混乱と停滞が続く恐れがあります。
鳥越俊太郎氏の出馬会見。具体的な政策はなし、出馬のきっかけは憲法改正、脱原発政策は饒舌に語る…都政をなんだと思っているのか?というのが率直な感想です。写真も茶番、宇都宮けんじ氏の方がよっぽど筋が通っていると思います。 pic.twitter.com/0LAdQSCppY
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2016年7月12日
続いて、野党統一候補になった鳥越俊太郎氏ですが、申し訳ありませんが論外です。
先だってツイートしたように、都政は国政の代理戦争の場ではありません。
加えて率直に言えば、高齢と健康面も大きなネックです。
宇都宮けんじ氏が指摘するように、そもそも「野党4党共闘」というのは国政の枠組みであって、それを無理やり都政に持ち込もうとするから石田純一氏といい鳥越俊太郎氏といい国政のことしか語れなくなる。都政を代理戦争の場にして、民進党ら野党は、都民を馬鹿にするなと言いたい。
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2016年7月12日
そして
「具体的な政策はない、これから考える」
とあっけらかんと言い放つ人物に、
勝てそうだからと我先に乗って行く野党の見識を大いに疑います。
一体、どちらを向いて仕事をしているのでしょうか?プライドないの?いやマジで。
ちなみに都議会の中では、民進党と共産党の立場はまったく異なります。民進党は完全に知事&与党サイドで、ほぼすべての議案に賛成。共産党は多くの議案に反対し、スタンスもかなり違います。どうやって共闘するの?知事が当選した後どうするの?疑問は尽きません。
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2016年7月12日
→簡単に言うと、共産党と私が組んで宇都宮けんじ氏を応援する方が、構図としてすっきりするレベルなのが都議会。共産党と民進党の間には、比べ物にならない隔たりがある。まあ、私は残念ながら政治信条が違いすぎるので、宇都宮氏の応援はできませんが…(人格者として尊敬しております)
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2016年7月12日
次にこの流れで宇都宮けんじ氏に行くと、
しっかりとした信念を持ち、ブレない政策についても流石の一言です。
個人的にもイベントでご一緒したことがありますが、人格者であり尊敬しております。
ただ、宇都宮けんじ氏とは政治信条・政策において大きな隔たりがあります。
議会改革という点では大いに共感する点が多いものの、福祉拡張路線は財源に不安があり、
また都民の依存体質を高めることから賛同ができません。
■
最終的に支援を決めた小池百合子氏については、
「冒頭解散」発言など、自民党内の勢力争いを仕掛けていた感があり、
率直にその点については当初、大きな違和感を覚えていたことは事実です。
今夜8時参議院選挙の終了とともに、自民党都連への推薦願いを取り下げに党本部へ参りました。14日からの都知事選には推薦なしで出馬いたします。「都議会のドン」やひと握りの幹部による都政運営を改め、都民のための「東京大改革」を進めます。 pic.twitter.com/tnttBcilEw
— 小池百合子 (@ecoyuri) 2016年7月10日
しかしルビコン川を渡られ、あらゆる政党・組織と距離を置くこと、
そして既得権益に切り込む改革姿勢をはっきりと明示されました。
都政刷新は私としても、非常に強く望む最大の争点です。
特に五輪組織委員会を始めとする巨大な「ブラックボックス」は、
是が非でも誰かがここで改善しなければなりません。
また政策論争の不足が指摘される本都知事選挙において、
小池百合子氏は昨日11日の記者会見において子育て・防災・環境など、
多岐に渡る分野ですでに政策・公約発表を行っています。
都知事選出馬表明の小池百合子氏が政策を発表(全文1)3つの新しい東京
https://thepage.jp/tokyo/detail/20160711-00000016-wordleaf
細かな政策一つ一つまで100%一致したわけでは勿論ありませんが、
都政にかける熱意や勉強量は、宇都宮けんじ氏と並んで充分なものと判断できます。
見解・政策が異なる点については、是々非々で議論をしていけば良いと考えています。
いま都政に求められているのは、本当に「実務」や「安定」でしょうか。
特定組織に縛られた傀儡知事や、国政に目を向けて政局から入ってきた知事に、
都民のための都政運営ができるのでしょうか。
一連の舛添問題で明らかになった都議会の密室隠蔽・談合体質に、
多くの都民は失望し、刷新を望んでいると思います。一時的な都政混乱を負ってでも
心ある都民が選ぶのは、都民のための改革を行い、前に進むしがらみのない知事です。
以上、小池百合子氏こそがこの知事の職責にふさわしいものと考え、
明後日からの都知事選挙において全力を尽くしていく次第です。
■
とはいえ、組織をもたない小池百合子氏の支援を決めた
われわれもまた、組織を持たない議員たちの集まりです。
集団で組織立って動くのではなく、ここからは各々が自主的に、
それぞれのやり方で小池百合子氏を支援していくことになります。
そこで私は八王子選出の両角都議と共同で、
主に多摩地区は両角都議、23区内は私が担当する「勝手連」を立ち上げ、
小池百合子氏の活動をサポートしていくことに致しました。
小池百合子氏のお膝元、豊島区内にも一時的な拠点も設ける予定です。
そこで、ボランティアスタッフを幅広く募集いたします!
しがらみはないけどその分、お金もない・組織もない・人もいない我々です。
どうか皆さまのお力をお貸しください。都民でなくても勿論OK!
予定されている主な業務は告示日(14日)のポスター貼り、
チラシの証紙貼り、街頭演説におけるチラシ配り、ポスティングなどです。
はっきりいって地味です、疲れます。仕事は選べません。報酬も一切出ません。
それでも、この積み重ねがないと当選しないのが選挙なんですよね…。
我こそは!と言う方がいらっしゃいましたら、
下記の問い合わせフォームに「小池百合子氏 ボランティア希望」と明記し、
●氏名
●電話番号
●メールアドレス(MLが登録できる・届くもの)
●活動希望エリア(多摩地区、23区内、どこでもOK!)
を必ず記載の上、ご連絡ください。
選挙期間中の活動について、随時ご連絡をさせていただきます。
※問い合わせフォームが不安定になっております。
送信できない方は mail@otokitashun.com に上記必要事項を記入してご連絡ください。
東京都を、いや政治の世界すべてに蔓延る利権体質をゆるがす、
熱い熱い選挙の夏にしようと思います!
沢山の方からのご連絡、お待ちしております。
また都政の争点が明瞭になるように、引き続き私のブログでは
都知事選挙の状況についてお伝えをしていく予定です。
ご注目をいただければ幸いです。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
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Instagram @otokitashun
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