「立場を利用して名刺を配るな！」と激おこされたお話し。

2015年9月6日 22:59 • 日々のこと • 北区のこと

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こんばんは、おときた駿＠ブロガー都議会議員（北区選出）です。
昨日今日は北区飛鳥山にて、「北区秋のフェスティバル」が開催されました。
北区中の有名飲食店が屋台を出して集う、いわゆるフードフェスというやつですな。

本日行われたアンパンマンショー（作者のやなせたかしは北区出身！）は
文字通りの大盛況で、飛鳥山にこんなに人が集まるのか？！というくらいの集客でした。
世代を超えまくったアンパンマン人気、恐るべし…

また改めて宣伝もしますが、
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さて、このイベントの主催者である東京青年会議所（北区委員会）は
私も僭越ながらメンバーの一人であるので、本日は早朝からスタッフとして働いておりました。
その間は本当にバタバタしていて挨拶まわりをする暇など勿論なく、

・「ブログ読んでます！」とわざわざ話しかけてくれた方
・知人が紹介してくれた女の子（10歳くらい）

の、わずか２名のみに自分の名刺をお渡ししただけなのですけど、
それをめざとく見ていたとある方から、

「スタッフで参加しているくせに、政治家が名前を売るとはどういうことだ」
「立場を利用して、名刺を配るな！」

とすっごい怒られました…Oh。。

わざわざ挨拶してくれた方に、身分も明かさないのは失礼だろう！
とか自分も最初はプンスカしていたのですが、色々とわが身を振り返ってみると…

自分が所属する組織が主催のイベントでありながら、手伝えたのは当日のみ。
常々、

「政治家が名前を売るためだけに、イベントに参加するのはいかがなものか」

などと言っているくせに、いつの間にか自分自身が
ご立派な「政治家」になりつつあったのでしょう。
その見知らぬオジサンが何を思っていたのかわかりませんが、

「当日手伝いにきたくらいで、政治家が偉そうに名刺を配るな！」

という苦言を呈しに来た、神の使いだったのかもしれません。

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本当にこの業界にいると、気づかぬうちに染まってしまうもの。

「政治家なのに、挨拶だけじゃなくて手伝うなんて偉いね」
「そんな地味な仕事までやるんですね！」

と言われていい気になってしまいがちですが、人がたくさん集まるイベント当日だけしか
手伝わないようであれば、挨拶だけして帰る他の議員の姿を笑えませんよね。

真に地域のため、周りのためを思って行動するなら、
イベント当日よりその準備の方が大切である。

任期も半ばを過ぎましたが、学園祭スタッフをやっていた学生時代を思い出して、
しっかりとコミットするべき組織活動・イベントには不義理のないように
参加していきたいと思います。

もちろん、政治家の第一義的な活動は政策提言・議会活動であり、
自分の余暇の許す範囲に留めることは言うまでもありません。

なんか怒ってきた方は自身も政治家だったという噂もありますが、まあいいや。
大いなる気づきを与えて下さったことに感謝を致します。

9月も秋祭りのシーズンが続きます。
自分を見失わずに活動していきたいですね。

それでは、また明日。

おときた駿
参議院議員（東京都選挙区） 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に（二期）。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞（第201～203国会）
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」

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