こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
今日は終日都庁におりましたが、午後からこの話題でもちきりでした。
組織委謝罪 エンブレム公募へ
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6172861
夕方の4時に打ち合わせをしたとある部局の課長さんは、
「あ!古い名刺で申し訳ありません…」
と言いながら、東京五輪のエンブレムが入った名刺を差し出してきました。
明日には配れなくなる可能性があるそうで。どんだけ展開早いんだよ。
新国立競技場の見直しに引き続き、エンブレムも前代未聞の差し替え。
これだけ見れば、
「おいおい、東京五輪ってもうヤバイんじゃないの?」
と感じるのが普通かもしれません。
そんな時、本日たまたま会合でお会いした有識者の方から聞いたお話が
けっこう印象深かったのでご紹介したいと思います。
その方は、東京が2020年の開催地と選ばれた直後の2014年初頭に、
2016年開催地であるリオデジャネイロをみっちりと視察してきたそうです。
そして今、率直に感じていることとしては
「リオに比べれば、東京なんてぜんっぜん余裕の状態だ」
と。
確かに様々な国際イベントの開催地として実績を重ねている日本(東京)に比べ、
ブラジル・リオデジャネイロへの不安がつきないことは
様々なニュースソースで紹介されているところです。
参考:ブラジルW杯よりヤバい! リオ五輪開催の大ピンチ!!
http://matome.naver.jp/odai/2140729149188389501
(まとめサイトをソースにするな!と言われそうですが、便利ですよね。。)
競技場建設などの各種インフラ整備が遅れているのは指摘の通りなのを始め、
彼らが実際に訪れた時も空港から競技場までの道路は大渋滞。
治安にも多大な不安を抱えたままだそうです。
こうした状況にも関わらず、ブラジルの現地当局は
「No problem!」
「あと2年(当時)もある、なんとかなるさ!」
という見解だったらしく、それに比べたら今、
あと5年もあるのにすさまじい危機感を持っている日本はあり得ない雰囲気らしく、
リオの楽観性を知る彼としては非常に驚くとともに、頼もしく感じているそうです。
アテネオリンピック、北京オリンピックでも同様に、
開催までの準備期間の不足や様々な課題が指摘をされていました。
そう考えると、同じく先進国&先進都市であったロンドンの前例が高すぎるだけで、
様々な問題が噴出するのも「ある程度、仕方ない」のかもしれません。
もちろん、問題が起きないに越したことはありませんし、
今後は競技場・エンブレムにせよ様々なインフラ整備に関して
一層の注意を払わなければなりませんが、
「もう東京にオリンピックなんて、来ないほうが良かったんだ!」
なんて思われないために、
他国の例として紹介をさせていただきます。
前回のオリンピック関連の記事が大炎上した私(非フィジカルエリート)ですが、
東京五輪の成功を心より祈り、自分の立場で全力を尽くしていきたいと思っております。
いや、ホントに。
究極の「リア充の祭典」、オリンピックを快く思わない人々のルサンチマン
http://otokitashun.com/blog/daily/8384/
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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Tags: オリンピック・パラリンピック