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都議会議員だけど、精液検査(男性不妊治療の例のアレ)を受けてきた【ほぼ雑談】

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日は勝手にシリーズ化している「都議会議員だけど~」のコーナーです。
(ああ、また馬鹿なこと書くなって怒られるパティーンや。。)

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毎度突然のことながら、エイズ検査に引き続き、
少し前に思い立って精液検査を受けてみました。

きっかけは、東京都が今年4月から開始した
「男性向け不妊治療の助成」です。

東京都特定不妊治療費助成の概要
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/josei/funin/top.html

>特定不妊治療に至る過程の一環として、精子を精巣等から採取するための手術
>(TESE、MESA、PESA)を実施した場合の助成制度が、平成27年4月から始まります。

「不妊治療」というとまだまだ女性が対象というイメージが拭えませんが、
WHOの調査によると不妊の原因は

女性のみ:41%
男性のみ:24%
男女双方:24%

不明:11%

となっており、確かに女性のほうが高いものの、
男性に原因がある場合は約50%にも及んでいます。

高額な予算を必要とする不妊治療の助成には踏み出せない自治体が多い中で、
東京都がその先鞭をつけたことは高く評価できると言えるでしょう。
少子化対策を掲げる政治家として、多くの団体や個人から

「不妊治療の助成をもっと拡大してほしい」
「いっそ、不妊治療は保険の対象にするべき!」

などの各種陳情を受けるうちに、
これは自分も当事者意識をもつために検査に行っておくべきではないか?
との好奇心が頭をもたげ、議会が終わってから早速リサーチを始めたわけですね。

■どこで、どうやって検査は受けられるの?

まあ当然、そんな疑問からスタートするわけですが、
今の時代はグーグル先生がなんでも教えてくれます。

「男性不妊治療・精液検査」

でググって調べたところ、だいたい1万円~1万5千円で
検査をしてくれるクリニックが多い印象です(保険対象外)。
色々なクチコミをみて私が今回選んだのは、

はらメディカルクリニック
http://www.haramedical.or.jp/

・事前に自分で採取して、クリニックに持ち込む
・病院に行って、その場で採取する

の2つから検査方法が選べまして、私は前者を選択。
だって…ねえ。。?

ちなみにどうやって採取するかというと、
Webから検査を申し込むとしばらくして、専用の採取ケースが郵送されてきます。

写真を撮り忘れて、口頭で説明するのはなんとも難しいのですが、
昔のフィルムケースを一回り大きくしたプラスチック容器と言えば良いでしょうか。
これに朝(ピーッ!)をして、病院に自分の手で持っていくわけですね!

ちなみに容器を事前に郵送して貰う場合、
クリニックは気を使って個人名で配送してくれます。

配送先を勤務先(事務所)にしていた私は、
すべての郵送物を機械的に開けてチェックしてくれる秘書どの(♀)が
すんごい気まずそうな顔をして容器と書類を私に手渡してくれましたとさ。

ゴメン、秘書どの(♀)…

■提出から検査結果の通知まで、まったく人と会わずに終了!

提出しに行く時間を予約してクリニックに行くと、
本当に専用のポストがあってそこに置いてくるだけ。

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徹底的にプライバシーが守られるように配慮されているようです。
…あっさりとサラリーマン風の男性とカチ合ったけどな!

あとは一週間ほど、ドキドキしながら通知を待つだけです。

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そして郵送で返ってきました、検査結果!
またしても個人名で送られてきたことから、秘書どの(♀)が開けてしまったことは内緒だ。

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まったくの初耳だったのですが、WHOを基準では
正常形態の精子はたった4%以上あれば正常値なんだそうです。
世の中、知らないことばっかりだなあ…

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私は正常形態率が5.5%だったので、まずはこの値はクリア!
そして、各種の細かい検査データに目を移します。

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精子濃度や精子運動率など、様々な言葉が並びます。
私の検査結果は

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誰も興味ないと思いますが、表にまとめるとこんな感じ。

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心配するまでもないほどの健康体でした!(数値良すぎじゃない?!)
しかしまあ、検査結果が出るまでは緊張するものですので、
ほっと一安心といったところ。

■毎日の心掛けで、精子は変えられる by原利夫医院長

男女ともに晩婚化・高齢になってからの出産が常態化している中で、
男性側の原因による不妊は深刻な問題の一つです。そして男性側は女性側と比べて、
薬に寄る不妊治療は発達してないと言われています。

それでも、適切な生活習慣やカウンセリングを受けることで、
精子を良い状態に持っていくことは可能だそうです。
それにはイチにもニにも、早期発見が何よりも肝心

「不妊治療?女性の人は大変だねー」

なんて思わずに、結婚前あるいは結婚直後の男性たちも
検査に行かれる方が良いかもしれませんよ?!

ちなみに、検査結果とともに送られてくる情報誌には、
精子を良い状態にするための心掛けリストがついていました。

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15.
起床時、寝る前、睾丸を3分間手で軽く揉むマッサージをする(他人の手でも可)

って、私は一体どうしたら良いのでしょうか?(知らないよ)

…最後にまた真面目な話をすると、
受益者が限られる不妊治療の分野に政策的な投資を行うことに対しては
賛否の議論がありますが、私は積極的な投資を行うべきと考えるタイプです。

このあたりは以前にも取り上げさせていただきましたので、
過去記事をぜひご参照下さい。

「産みたいけど産めない」人への支援をどうするか?-東京都の不妊治療助成-
http://otokitashun.com/blog/policy/3158/

東京都の男性不妊治療への助成は始まってまだ3ヶ月ですが、
利用状況や効果などは引き続き注視していきたいと思います。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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