当たり前のことですけど、世の中って勧善懲悪じゃないですよね。
「既得権益が…」
「高齢者が…」
とか、それぞれの立場で理論を振りかざしてはいますけど、
どの人も悪いことをしようと思って行動しているのではなくて、
それぞれの立場の主張のぶつかり合いに過ぎないわけです。
私にとってそうした「矛盾」がもっとも現れるものの一つが、
児童相談所や児童養護施設などであったりします。
社会的養護に関する過去記事は↓
http://otokitashun.com/tag/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E9%A4%8A%E8%AD%B7/
本日は新宿にある、児童養護センターに視察でお邪魔いたしました。
最近、5月7日放送の日テレ「エブリ」で、その劣悪な環境がレポートされた関連施設でもあります。
※この報道内容がそのまま真実ではないと思われます
児童相談所は3回目、児童養護関連施設という括りでは10回以上は訪れたでしょうか。
その度に感じる、この心底まで貫く無力感・疲労感はなんなのでしょうか…
本当に、あらゆる行政視察の中で一番ぐったりする気がします。
都庁の役人も、児童相談所も職員も、議員も、子ども支援のNPOも。
誰もがそれぞれの立場で、「子どもたちのために」活動していることは間違いないはずです。
それなのになんでしょうか、このすれ違いとピリピリとした緊張感は。
視察が終わってぐったりしてどうする??お前らがしっかりせんから犠牲者が増えるの。行政を追及して、法律で律するのが議員の責任だろ。見てからが仕事どうせ真実は見えてないだろ https://t.co/tP8l6kFKMu
— 反児童相談所プライベートメディア (@jisouhigai) 2015, 6月 10
Twitterでもこんなメンションが飛んできます。
それぞれの正義がぶつかり合って、結局その損害を被っているのは、
この問題に関しては間違いなく子どもたちなわけですよね。
限られた予算と人員の中で、子どもたちのために働く児童相談所。
そのやり方を非難するだけでは、改善しないことも良くわかる。
その一方で、今の児童相談所のあり方や雰囲気も、
絶望的なまでに子どもたちのためになっていないことも事実だと思う。
子どもを思う人たちの心と行動を、
どうやって一つの方向にまとめて、協力体制を築いて行くべきか…
まとまりのない内容で申し訳ありませんが、今の気持ちとして残しておきます。
明日改めて、本日の視察のレポートを書かせていただきますので。
うーん。。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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