前回の日記で告知した通り、先週末は
ライフネット生命の出口社長がゲストにいらっしゃるイベントに
恐れ多くもプレゼンターとして参加いたしました!
そこで、
「自分が目指すワクワクする未来と、その実現のためにいま取り組んでいること」
というテーマでスピーチをさせていただいたところ、
講評者の出口社長からなかなか手厳しい突っ込みをいただきまして。。
さらにその後の会場からの質疑応答では、
とある参加者の方から
「あなたの政策チラシの内容は最低です」
「こんな人なら、政治家を目指さない方がいい」
「これ以上、あなたと話したところで時間の無駄!」
と、辛辣なご意見をいただく場面がありました。
(公開イベントの公開質問なので、こういった場面があったことは伝えて問題ないかと)
そんなこともありまして、イベント終了後の懇親会では
たくさんの若い参加者の方から、
「政治家って、大変なんですね…」
「いつもあんなに厳しく責められるんですか?」
と色々と温かい励ましをもらったのですが、
控えめに言ってこういうことは「日常茶飯事」です。
多くの政治家の方が、ブログやTwitterなどでは
「街頭演説中、たくさんの方から励ましやご声援をいただきました!」
ということを書きます。しかしおそらく、ほとんどすべての政治家が
声援の倍くらい辛辣な批判や、ときに罵声を浴びせられているのではないかと思います。
普通に生活していれば、
「初対面の人に、公衆面前で突然罵声を浴びせる」
という機会は滅多にないですし、
社会常識としても「そういうこと」はしないのが当たり前です。
しかしながら、なぜか政治家に対しては、
「そういうこと」をするのが「全然アリ」な方が想像以上に多いです。
例えば、水道屋さんに向かって目の前で
(※ウチは実家が自営業の水道屋なので)
「水道屋になるのは、ろくでなしな人種ばっかりだ!」
と言う人はまずいないと思います(殴られますから)。
でも、政治家がいる場で面と向かって
「政治家になるのは、ろくでなしな連中ばっかりだ!」
というのは、なぜか許されるわけです。
そしてそれが、周囲にもなんとなく自然に受け入れられる。
もちろん、政治家というのは批判を浴びる立場ですし、
自分が目指すことに対して今さら泣き言を言うつもりは一切ありません。
しかし、こうも思うのは事実です。
「政治家は偉そうだ」
「当選した後は態度が変わる」
「選挙の前だけいつも、ペコペコしている」
そういう声を沢山いただきますし、
実際そういう議員さんが多いのかもしれないけれど。
どれだけ志が高い立派な人でも、批判され、面罵される毎日の中で
「こいつら、いつか見てろよ…!」
という復讐心が、深層心理でほんのすこしだけ芽生えてしまうのは、
人間として自然なことなのではないでしょうか。
政治家はダメだダメだとバッシングされますが、
批判され、否定されてモチベーションが高まる人など存在しません。
(ですから安易な官僚・公務員批判に、僕は否定的です)
国や地域の舵取りをする政治家が軽蔑され、侮辱され、
子どもたちの
「なりたくない職業」
の上位にランクインするような国に、明るい未来があるのでしょうか?
批判やご意見を受けるのを厭う政治家はおりません。
しかし、他の職業や自分たちの友人に接するのと同様の礼節を
ほんのすこしだけ、政治家に対しても持っていただけたらな、と。
「どうやってメンタルを維持しているんですか?」
という質問もよく受けますが、
はっきりいって意地と根性だけですよ(苦笑)。
挫けそうなときにいつも思い出すのは、
マックスウェーバーのかの有名なこの言葉です。
『自分が世間に対し捧げようとするものに比べて、現実の世の中が、どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への「天職」を持つ。』
-「職業としての政治」結びの一節より-
いま、大勢の仲間たちが、今の政治をなんとか良くするため
都議選や参院選に向かって日々街頭に立ち、政策を訴えています。
偉くなりたい人も、お金が欲しいだけの人も、僕の周りには1人もいません。
(だったら、サラリーマンでいる方がよっぽど楽です)
色々なお叱りがあります。罵声を浴びせられることもあります。
なかには、道端で突然殴られた女性の候補予定者もいます。
「それにもかかわらず!」
我々は染まらず、挫けず、この闘いを続けていきます。
心ある方には、少しだけ、街頭に立っている政治家に対して
優しい気持ちを持っていただきたいなぁと、そんなことを思うGWの夜でした。
さあ、明日も朝から元気に街頭へ!
メーデーでも休みなし!!
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
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