いよいよ統一地方選挙スタートまで1ヶ月を切り、
毎週末は土日とも「筆談ホステス」こと斉藤りえチームで街頭活動です。
いやー、いろんな選挙を手伝ってきましたが、
ここまで特殊な条件で臨む選挙は初めてです。
とにかく毎週、聴覚障がいをお持ちの方々がたくさんいらっしゃいます。
今日も2名が参加され(りえさん入れると3名)、
画像だとわかりませんがすごい速度で手話が飛び交っていました。
これまであまり手話を使ってこなかったりえさんも、
メキメキと上達している模様。私も
「おつかれさまでした」
「宜しくお願いいたします」
「楽しいですね!」
「青森県」
など、簡単な単語とやり取りはいくつか習得したところであります。
青森県?
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しかしまあ、常人の20倍くらい環境適応能力とタフネスがあると自負する私ですが、
活動が終わった後には本当に疲れきってグッタリです。
当然のことながら、初めのコミュニケーションはなかなか円滑にいきません。
しかもみなさん、政治活動の「せ」の字もしたことがないビギナーです。
音のカベを超えながら、色々と説明するのには時間がかかります。
そして街頭に出れば、見た目は健常な人と変わりませんから、
政治活動中にありがちな妙な人に絡まれちゃったりもします。
この辺りも、しっかりとフォローして見ていく必要が出てきます。
色々と周りの状況を確認しながら、基本的に私はマイクを握ってしゃべりっぱなしですので、
終了する頃には体力・気力ゲージがゼロになっているわけです。苦笑
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誤解をして欲しくないのはこれが嫌だとかそういうわけではまーったくなく、
「バリアフリー」を目指すってこういうことだよなあ…
と、自分が素直に感じたことを残しておきたいのです。
彼ら・彼女らと行動を共にしていると、
本当に様々な気づきや発見があります。
読唇術である程度の意思疎通ができる彼らには、花粉症の季節が大敵。
マスクをしている人に話しかけられると、太刀打ちできないのでヘルプが必要だったり。
たぶんこれ、我々がサングラスをしている人に強い口調で話しかけられるのと
同じくらい不安に感じるシチュエーションなんだと思います。。
電車で移動するとき、なんで子ども料金で買ってるんだろう?
と思ったら障がい者割引なんて存在を思い出したり、いかに普段自分たちが
障がい者の方々のことを「見えていない」のか、まざまざと痛感するばかりです。
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ちなみに今日、参加者の方が持っていたコレが、非常にすぐれものでした!
「ブギーボード」というアイテムで、タッチペンでメッセージを書いて、
ボタンひとつで消去されます。5万回まで繰り返し使えるそうです。
素早く簡潔に意思疎通できて、野外でとっても便利。
普段はPCやメールでも、外ではなかなか難しいもの。
移動中の電車でもコミュニケーションを取る時間が長いので、
早速自分用に購入しました。
うちの事務所にこれからボランティアに来られる方は、
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本当に、議会や政治家たちもこういう環境に直面すれば、
ものすごく意識改革されると思うな-。
どんな人でも政治家になれる社会や、彼ら・彼女らが自由に活躍する
未来の議会の姿を思い浮かべると、その時は私たちにどんな変化が起こっているのか、
楽しみで仕方ありません。
その実現に向けて、残り1ヶ月を走り抜きます!
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
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