第一定例会も最終コーナーを回った週末ですが、
議会事務局がおずおずと訪ねてきて、こう言われてしまいました。
「申し上げづらいのですが、今後は先生のホームページ運用に政務活動費を使えません。。」
な ん で す と ?
都議会は全国最高額の月々60万円が支給され、野々村号泣県議で一躍有名となった政務活動費。
その一連の解説・過去記事はこちらから見てもらうとして↓
http://otokitashun.com/tag/%E6%94%BF%E5%8B%99%E6%B4%BB%E5%8B%95%E8%B2%BB/
政務活動費の主要な使用用途の一つは実は「広報費」です。
いま都政はこんなことをやってまーす!というのを発信して
有権者に伝えるのも、議員の大切な政治活動の一つというわけです。
その広報活動の一つの柱となるホームページですが、都政のことのみを記載してあれば
製作費から維持運営費、改修費まで政務活動費で100%充当できます。
しかし普通は私のように日々の雑談や地域のこと、
党の仕事など様々な情報発信が混在しているのが通常です。
その場合は、概ね発信量が都政のことで50%を超えていれば、
政務活動費をその費用の半分まで充てることができる、となっているわけですね。
(これを「按分」といいます)
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んで今回。
「政調費をこれからは充てられない」と宣告されてしまい、
その理由を尋ねたところ、
「選挙のことをここまであからさまに書かれると、ちょっと。。」
Oh…そういえばそうでした。
最近、統一地方選挙の話を良く書いてましたもんね。。
政務活動費は、選挙活動に関わる一切のことに使ってはいけないのです。
チラシの片隅にでも当選報告などの選挙に関連することや、自分でなくても
「◯◯さんをよろしく!」
みたいなことが少しでも入れば、
一律してそのチラシには政務活動費が充てられなくなります(按分すら不可になる)。
「いえ、あくまでこれは『政治活動』の応援です!キリッ」
と言いたいところですが、
さすがに私もそこまで厚顔無恥ではありません。苦笑
ちなみに顔を出してハシゴするための新年会の会費も、
「都政に関わる意見交換」であれば政務活動費が充当できますし、
顔どーん!でかいグラフばーーん!中身なーーし!!
みたなチラシでも都政の関連から逸脱しない内容であれば、
100%の政務活動費を充てることができます。
(そしてこうしたチラシ代への支出がもっとも多い)
そうしたことを色々と考えると、
都政に関する詳細な情報は誰よりも発信・受信していると自負しているだけに、
一切の政務活動費が充てられないのはなんだか納得いきませんが、ルールなので仕方ありません。。
「じゃあブログ部分だけ、アメブロとかの外部ブログだったらOKなんですか?」
「それはOKです、そういう決まりになってます」
うーん、ますます微妙な線引。苦笑
「しかしまあ、よく見てますよね…全員分こんなチェックしてるんですか?
ブログで選挙のこと書いちゃう人、他にもいると思うんですけど」
「いえまあ、先生は目立ちますので…」
光栄です\(^o^)/
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そんなわけで、2月分からホームページの維持管理費は完全自腹になりまーす!
イェーイ!
…真面目にこまめに情報発信をしていることがアダとなるとは。。
サーバー代、管理費も地味にダメージな上、
ちょこちょこと改修しているので金銭的負担はかなりアップですね。
誰だよ、政治家がお金が儲かるとか言ったヤツは!!(八つ当たり)
世知辛い世の中ですが、そんな私の政治活動は皆さまに支えられています。
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「負けるなおときた、サーバー代の足しにしてくれ!」
「めげずに情報発信を続けてください!」
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議会活動も最後の直線。
情報発信とともに、議会活動も一切の手を抜かずに頑張ります。
明日明後日の午後は街頭活動で北区内の駅に出没しますので、
見かけたらお声がけくださいね!それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
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Tags: 政務活動費