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「大きくなったら、何になりたいですか?」「夢よりも、想い出が大きくなったとき、人は大人になるんだよ」【雑談】

日々のこと

本日は、前職時代にとてもお世話になった
人事関係のお仕事をされている大事な方との会食でした。

写真
(前職時代の商品たち)

長く人事に関わる仕事をやってきた方ですが、
(今は別の仕事をされています)

「5年後の自分、10年後のキャリアプランという質問を
 テンプレートのように聞いてきたけれど、はっきり言って意味がないと思っていた

ということを教えてくれました。

ああ、やっぱりそうなんですね…。

多くのビジネス本や自己啓発本にも、
「キャリアプランを描くことが大事」「期限を決めて、将来の自分を具体的にイメージせよ」
みたいなことが書いてありますけど、これって僕もぶっちゃけナンセンスだと思ってました。

だって5年後どころか、1年先の自分や社会環境だってわからないじゃないですか。
そんなものを真剣に考えるより、どんな状況であっても活躍できる自分のスキルを
「今」のために磨く方がよっぽど大事です。

私だってわずか半年前まで、所属政党が突然消滅して、
しかも今は新党にいる自分なんて毛ほども想像しておりませんでした(笑)。

結局、こんなキャリアプランを描かせることは現在の延長線上線にしかなく、

「その会社に居続けるのを前提とさせること」
「社内という箱庭でビジョンを完結させ、退職させづらくさせること」

を目的とした、極めて組織的な戦略に過ぎないのではないでしょうか。
(もちろん色々な考え方がありますし、これは個人的なキャリア感です)

そんな考えとも関連するのですが、
私はけっこう初対面の人とかに少人数であった時は、

「大きくなったら、何になりたいですか?」

って唐突に聞いたりします。
これに対する答えって、本当に十人十色で面白いんですよ。
5年後・10年後の自分なんて聞き方をするより全然いい。

「わたしもう、小学生じゃないんですけど。笑」
「『大きくなったら』って、どういう意味ですか?」

なんて冷静に聞いてくる人もいれば、
年齢にかかわらず間髪入れずに

「僕は将来ね…!」

と夢を語りだす人もいます。
前者は真面目に会社勤めなどをしている組織人、
後者には経営者やフリーランス、あるいは将来的にそうなる人が多い傾向にある気がします。

別に何が正しいとか、そういう話しではないんですが。
いくつになっても

「大きくなったら、何になりたいですか?」

と問われたときに、でっかい野望やキャリアプランを語れる人間でありたいなーと、
個人的にはそんなことを思っています。

ここまで書いてきて、高校時代の塾の恩師が最後の授業で、

「大人になるってどういうことですか?」

と聞いた生徒に対して、
こんなメッセージをくれたことを思い出しました。

「夢よりも、想い出が大きくなったとき、人は大人になるんだよ」

当時よりも今のほうが刺さる、深い言葉です。
まだまだ自分は子どものようでよかった!(笑)

少しお酒が入ってしまいましたが、さてもうひと仕事!
それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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