いよいよ今年の更新も、残すところあと5回になりました。
(いや、別にどれだけ書いてもいいんですが)
ブロガーの皆さまが一斉に今年の振り返り・まとめ記事を書き始めておりますので、
まずは私も「今年読んだ超オススメ本」をまとめてご紹介したいと思います。
今年は5月から大学生になったこともあって、年間で読んだ冊数自体は
激減してしまったのですが、下記の五選は確実に読んで損はない良本ばかりです。
※2014年発刊ではなく、あくまで私が今年読んだ本の中から選んでいます。
それでは、早速いってみましょう!
■
▼コラプティオ(小説)
「ハゲタカ」で有名な真山仁氏による政治小説。
舞台は現代の日本。長引く不況に加えて列島を襲った大震災により国は衰退し、
政治への関心・期待は薄まる一方。強いリーダーが望まれる空気の中、
強いカリスマ性を持つ稀代の政治家が登場して。。
沈みゆく日本を再生させるために、
稀代の政治家が選んだ手法はなんと、「原発の輸出」だった!
今の安倍政権発足前に書かれた小説ですが、
未来予知?!と思う程今の政治状況を良く反映しています。
ぜひ今だからこそ読んで欲しい一冊。超絶オススメ。
▼社会保障亡国論
年金・医療を初めとする社会保障制度は、すでに破綻している!
この明確な事実を数値で突きつけ、数少ない解決策とその道筋を示す一冊。
類似の研究データはそれなりにありますが、政府による有識者会議の中にいた視点から、
なぜ明白な破綻状態を認識・改善できないのか、どのようなしがらみがあるのかまで
記載した本書は秀逸の一言。
著者は経済学者なので、市場原理を用いた解決方法には恐らく賛否が別れるところです。
まずはこの分野の決定版として、ぜひご一読ください。
▼来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題
民主主義はその起源から、「立法権」への参加=民主主義だと捉えてきた。
しかしながら、今の多くの先進国では、立法府(議会)が
政策決定をするわけではない。道路などは、行政が計画して決定する。
そこにはどこにも、住民の意思が反映する仕組みがない…。
果たして投票をして、議会に代表者を送り込むことだけが「民主主義」なのか?
行政施策への住民参加は、どうして排除されるのか?
行政にも住民が関与する仕組みに、可能性はないのか?
タイトル通り「来るべき民主主義」「あるべき民主主義」を考える頭の体操として、
どんな主義主張をお持ちの立場でも参考になる必読書です。
市民運動に何か抵抗感をお持ちの方にも、面白いのでは。
▼データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
注目を集める「ビッグデータ」。
これを人間のあらゆる行動で収集すれば、
感情で動くと言われる「人間」にも法則が見いだせるのではないか?
壮大な仮説から、365日常につけられる「ウェアラブルセンサ」を
自ら身につけて実験体となった筆者は、人間の行動に隠された
驚愕の法則性を導き出すことに成功する。
そしてこれを組織や社会にも当てはめると、
劇的な変化を起こす方法までもがわかってしまって…?!
人間の行動もデータや法則で決まってしまう、というのは
一面怖いことかもしれませんが、すでに技術によって人間行動が
ここまで把握できる以上、確実に次の時代のテーマになることでしょう。
ビジネスにも、日常生活にも興味深い示唆がもたらされると思います。
むしろIT化、IT化で「合理化」を目指す(私のような)人にオススメで、、
社員旅行や運動会といった『非合理的な』慣習の意味が改めてわかります。笑
実はこの本、薦めた人全員から「教えてくれてありがとうっ!」
という絶賛を受けた名著なのです。今すぐ購入して損なし!
▼誕生日を知らない女の子
児童虐待を受けた子どもたちが、その後の里親元や児童養護施設、あるいは医療機関で
どのような生活と人生を送っていくのか。その実態に触れた渾身のルポです。
「知ってほしい。こどもたちの傷の深さを。わたしたちの無知を。そしてわたしたちがこどもたちを救えるということを」
「子どもには希望がある。この子たち、たくさん夢がつまっているの。どんな子でも希望があり、輝かせるものをいっぱい持っている。それを大人がつぶしてはいけない。輝かせることができるかできないかは、大人の責任」
里親制度についての問題点は過去ブログで取り上げましたので、
ぜひともそちらの記事と合わせてお読みください。
一人でも多くの人に読んでもらいたい一冊。
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というわけで、小説から新書までバランスよく選ばせていただきました。
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本会議や行政とのお仕事は事実上終了しましたので、
年末年始は地域周りや地元の陳情対応に励みます。
それでは、また明日。
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おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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