次の世代に希望をつくる

エイプリルフールと政治家の「嘘」

日々のこと

エイプリルフールにはSNS上で毎年恒例のように様々なネタが飛び交いますが、今年も米山隆一さんが投稿して、案の上というか炎上状態になっています。

「イラン戦争が終結しました」

という内容をトランプ大統領との絡みで3連投し、後から「エイプリルフールです」と付け加えて投稿し直した、というものです。

■ なぜこれが問題なのか

本人の意図は「平和を祈っている」という文脈でのネタだったようで、それ自体は理解できます。ただ、受け取る側はそう思わないわけです。

戦争というのは、現実に人が亡くなり、海の向こうで今も苦しんでいる方がたくさんいる、非常に深刻な問題です。

「本当に終わってほしい」と願っている人が、一瞬でも抜け駆けして喜んでしまうかもしれない——そういうことをエイプリルフールのネタにすることは、やはり不謹慎と言わざるを得ません。

前に「エイプリルフール」と冠をつけて投稿し直したとはいえ、中身の問題は変わりません。

■ 私はエイプリルフールが苦手です

正直に言うと、私は昔からエイプリルフールが得意ではありません。クリスマスもハロウィンも夏祭りも何でも乗っかっていくタイプなのですが、エイプリルフールだけは触れないようにしています。

笑えるネタもあることは承知しています。大手企業がサイトまで作り込んで仕掛けるようなものは、クオリティが高くて思わず笑えるものもあります。

ただ、紛らわしいものや人を傷つけかねないものも多い。

特に4月1日は新年度の始まりで、毎年非常に多くの制度変更が重なります。今年も共同親権制度の施行や自転車の交通ルール変更など、市民生活に直結する重要な変更が相次ぎました。

そういった「今日から〇〇が変わります」という情報が飛び交う中で、際どい嘘や紛らわしい投稿をされると、本当に信じてしまう人が出てきます。実害が生じるリスクもゼロではありません。

政治家という立場になってからはなおさら、こういう際どいことには関わらないと決めています。

■ 老婆心ながら

米山さんのことを嫌いなわけでも、過去のことをほじくり返したいわけでもありません。ただ、毎年同じことを繰り返して毎年炎上しているのを見ると、さすがにねえ。。

エイプリルフールに政策的・社会的な重大事をネタにした投稿をするのは、誰のプラスにもならないと私は思います。

皆さんは、政治家とエイプリルフールについて、どのようにお考えでしょうか。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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