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衆院「店開き」拒否の異常さ——野党の審議拒否は誰のためになるのか

日々のこと

遠藤氏「国民のためにならない野党なのだということは、ぼくがはっきり申し上げたい。そこは覚悟されたほうがいいと思う。あまりにもお粗末な話だ」

日本維新の会・遠藤敬国対委員長(首相補佐官)の発言をめぐり、立憲民主党の小西洋之参院議員が「絶対に許されない暴言だ」「即刻、辞職すべきだ」とXで猛批判しています。

さらに遠藤氏が首相補佐官と国対委員長を兼任していることについても「憲法の議院内閣制に反する暴挙」とまで言い切りました。

しかし——本質的な問題はどちら側にあるのでしょうか。

■ 言いたいことは審議の場で言ってほしい

現在、衆議院では各委員会の法案審議がいまだに始まっていません。野党が「予算案の採決強行」を理由に「店開き」を拒否し続けているからです。

私としては、これはいかにもオールドタイプの野党スタイルだと感じるところです。

与党の国会運営に問題があると思うなら、委員会の場で堂々と追及すればいい。審議をボイコットすることが国民の利益になるとは、正直なところ思えません。

■ 2018年の「18連休」を覚えていますか

こうした審議拒否戦術は今に始まったことではありません。

2018年にも野党が長期にわたって国会審議を欠席し、「国会18連休」と世論から揶揄される事態になりました。

批判は与党ではなく野党に向かい、結局は腰砕けで審議に復帰せざるを得なかった。

今回も同じ構図が繰り返されようとしています。ずっと寝ていれば、世論の批判は野党に向かうでしょう。

■ 「憲法違反」の批判はさすがにお門違い

小西氏が遠藤氏の兼任を「議院内閣制に反する」と批判している点も、正直なところお門違いです。

議院内閣制は行政府と立法府が完全に分離される大統領制とは根本的に異なります。

政府と与党の連携・兼任はむしろ制度の本質的な特徴で、内閣総理大臣が自民党総裁を兼任していることを誰も「違憲だ」と言わないのと同じ話です。

小西さんの性格はよく承知していますが(苦笑)、こうした重大な言葉を、具体的な憲法上の根拠なく使うのは慎んでほしいところです。

いずれにしても現在、衆議院が閑散とし、法案審議が進まない現状を作り出しているのはどちらなのか。

国民の目には比較的わかりやすく映っているはずです。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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