次の世代に希望をつくる

日々のこと

公明党が自民との連立を解消し、立憲民主党と新党「中道改革連合」をつくる――そんな仮定のもと、過去の衆院選を再計算したら「第1党になり得る」という試算が出たそうです。

確かにこれ、冗談抜きで“怖い”話なんですよね。

なぜなら、この枠組みが意味するのは、単なる「野党再編」ではないからです。

新田さんが指摘する通り、「組合×宗教×高齢者(×親中左派)」という、選挙において最強クラスの動員装置が、最短距離で一つの塊になる可能性を示しています。

もちろん「中道改革」と言いながら、実態は分配拡大・現状維持・既得権温存になりがちです。

ここに“改革”の中身が本当にあるのか、私は極めて懐疑的です。


さらに厄介なのが、自民党がいま置かれているポジションです。

一方では、保守層の一部が参政党や保守系新勢力に流れていく。他方では、組織票の塊が「反自民でまとめて殴る」形で襲ってくる。

これ、左右から挟撃されるいちばんしんどい構図です。

自民党はこれまで「組織票の調整」で勝ってきた面があるのに、肝心の調整役だった公明票が敵側に回るとしたら、地方ほど一気に崩れます。

まさに試算が示しているのはそこです。


最近、有識者や選挙ウォッチャーの中でも「中道改革連合は脅威だ」と言い始める人が増えているように見えます。

それは思想がどうこうというより、選挙は“空気”より“票の束”が強いという当たり前の現実を知っているからでしょう。

・理念や政策よりも、既存の組織
・票の移し替え
・候補者調整
・動員の地力

このあたりが揃った瞬間に、選挙は別ゲーになります。


高市さんに好感を持つ若年層が増えています。ただ、政治は冷酷で、好感は票になりません。投票だけが票です。

相手は組合と宗教と高齢層をベースに、「雨の日でも投票に行く人たち」を固めてくる。

こちらが「SNSで盛り上がった!」で満足して、投票に行かないなら、普通に負けます。高市総理の敗北も、十分ありえます。

これは脅しでも煽りでもなく、選挙という制度の性格上、当然に起きうることです。


今回の試算は、組織がまとまった時の破壊力を突きつけています。

そして自民党は、参政・保守に削られ、反自民連合にも殴られる。この状況を前にして、いよいよ自民党も

・本気で改革するのか
・票田に寄せて延命するのか

腹を括らないといけない局面です。

一方で、有権者側も同じです。「推し」ではなくきちんと「一票」を入れにいくのかどうか。選挙は結局、最後はそれに尽きるのではないでしょうか。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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