次の世代に希望をつくる

自民と維新の連立で色々と変わったものメモ

日々のこと

今日、政治記者さんから連絡がきてふと思ったのですが。

連立合意文書で「中選挙区制度」を目指すという文言が出てきていて、これってこれまでの維新にはなかった考え方の一つであります。国旗損壊罪と一緒ですね。

以前に党内コンセンサスを取ってまとめた「維新版政治改革大綱」の記載は下記の通りなのです。

(2) 二大政党制を志向した制度の見直し

平成元年に策定された自民党の政治改革大綱には「一方で、この制度(※中選挙区制)における与野党の勢力も永年固定化し、政権交代の可能性を見出しにくくしている。

こうした政治における緊張感の喪失は、党内においては派閥の公然化と派閥資金の肥大化をさそい、議会においては政策論議の不在と運営の硬直化をまねくなど、国民の視点でなされるべき政党政治をほんらいの姿から遠ざけている。」との記載がある。的を射た指摘であり、そして何より、この文章における「この制度」を小選挙区比例代表並立制に読み替えても、状況はまったくこの当時から変わっていない。

政治的妥協によって比例代表の議席を多数設定した結果、我が国は結局政権交代が可能な二大政党制にいたらず、多党制の範疇にとどまっている。

そこで、再び政権交代を可能とする二大政党制を明確に目指すという理念のもと、まずは次期衆議院選挙に向けて衆院の比例代表議席を2割削減し、将来的には地域格差を是正しながら全体で3割の削減を実現する。また、現状は所属議員5名、比例代表の得票率2%以上となっている政党要件についても見直しを行う。

批判しているわけでもないのですが、このように時期と相手によって政党の政策スタンスというのは変わっていくわけですね。

どのような党内力学があったのかは私の立場からは計り知ることはできないのですが、とりあえずのメモとして。。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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