次の世代に希望をつくる

リフィル処方箋に特措法…医療制度に必要な見直し議論とは

日々のこと

リフィル処方箋がまったく普及していないなど、財政審はいくつも重要な指摘をしている。もちろん本当に苦しい経営状況にある地方などの開業医・クリニックに対するきめ細かな措置は必要ですが、開業医と勤務医の待遇格差を是正するためにも、有限である原資の分配は見直さなければなりません。

なお開業医の税制には、保険診療報酬が5,000万円以下なら「概算経費率57%+490万円」を自動的に経費扱いにできる特例があります。

実際の支出を証明しなくても一定割合を“経費とみなす”仕組みで、事務負担の軽減が目的。

ただし、実態以上の経費控除が可能になり「節税優遇では?」との議論もあります。他の小規模事業者も事務負担に苦しむ中で、医療業界だけの仕組みが徐々に理解を得られづらくなっているのも事実です。

こうした制度の見直しを考えることは、誰かを責めるためではありません。医療を支える人たちが安心して働き、社会全体で持続可能な仕組みを築くために、多角的な視点から建設的な議論と不断の見直しが必要です。

個人献金のお願い
ボランティアスタッフご登録のお願い
音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

友だち追加
twitter @otokita
Facebook おときた駿
Instagram @otokitashun

ページトップへ