次の世代に希望をつくる

MS法人問題についての補足

日々のこと

昨日の投稿について「このMS法人は電子カルテ開発など確かな実績がある会社だ!実態がないなどというのは名誉毀損だ」という指摘がありました。

しかし、私は実態の有無について断定したり、そこを問題視しているのではありません。

昨日は議論の流れ上、佐々木先生が関与するMS企業について言及しましたが、もちろんすべてのMS法人が不正をしているわけではありませんし、制度上も存在自体は合法であり、医療現場を支える機能を担っているケースも多いでしょう。

しかしながら

・役員に医療法人理事長の親族が名を連ね、
・株主会社にも親族が重複し、
・そこに多額の業務委託料が支払われ、
・その原資の多くは私たちの社会保険料。

……という構図を前にして、果たして「問題なし」と言えるのか。

少なくとも、一般の納税者・保険料負担者の感覚からすれば、首をかしげざるを得ません。親族があからさまに重複していても

「実態があって合法だから問題なし」

という感覚なのであれば、一般のそれからは遠くかけ離れています。

公的保険を原資とする事業には、より一層の説明責任と透明性が求められる。これはカネについて厳しい意見を向けられる政治家と、まさに同一ではないでしょうか。

MS法人という形態をどこまで・いつまで許容するのかというのも、政治の重要なテーマの一つです。私の発信をきっかけに前向きな議論が深まることを望みます。

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音喜多駿

おときた駿
前参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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