「第三極」としての日本維新の会が存在する最後の週末なのかもしれない。
とか思うとわりと精神的にくるものがあったらしく、何もやる気にならずに子どもと公園に行ったりして夜はすぐ寝てしまいました(YouTube LIVEするの忘れた)。
自民でも民主でもない「第三極」みんなの党に入り、それが消滅したときから、私の政界・政党を巡る長い旅が始まりました。
かつての仲間たちが自民党や立憲民主党に身を寄せる中、「やっぱり第三極が必要だよな」という想いで地域政党を2回作って、失敗して、維新の会に救われた。
10年以上も続く唯一の「第三極」政党の仲間になり、政務調査会長までやらせてもらった3年間の日々はやりがいに満ち溢れて、誇らしい毎日だった。
けど終盤には党の低迷が続き、私自身は2回落選をして、「第三極」としての維新がまさに岐路に立っている。
肝心な時に、いつも私は失敗して、そこにいないんだよな。
与党に入るのか、野党で変えるのか。
古くて新しいこの問いは、いつだって第三極と言われる政党と政治家を揺らし、惑わせ、決断を迫ってきた。
みんなの党はどちらの決断もできずに瓦解して、維新の会は与党に入る道を選ぶ。
何が正しいかなんてわからないのだけど、実際に所属した党の消滅を経験してきた私は、「政策が実現するなら党がなくなっても良い」とは言えないし、言いたくない。
かつて東京や関東を中心に「みんなの党」に希望を抱いた有権者や政治家たちの魂は、いまだに行き先を探して彷徨い続けている。
維新の会が今回選ぶ道が、その終着点の一つなんだろうか。
今の私には本当にわからない。
みんなの党が失くなるその時、日記に書き記した言葉。
-この世界の闇は深すぎる。私にもまだ、底が見えない。-
深く暗い霧の向こうに、第三極の光はあるんだろうか。
その光を見つけるまで、風に吹かれ雨に打たれても、私の旅はまだ終わらない。
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政治家の反射神経とは、直観・実感・大局観の3要素から成り立つ。
これを研ぎ澄ますには熱狂に流されない冷静な判断力を養い、虚栄心を捨て去ること。
政治家が権力追求するのは当たり前だが、自己陶酔に陥いると政治の冒涜が始まる。
マックス・ウェーバー「天職としての政治」
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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