次の世代に希望をつくる

高市早苗総裁の発信力と、「風」を巻き起こす組織の力学

日々のこと

自民党の新総裁となった高市早苗さんの勢いは凄まじいものがあります。

就任前は40万人台だったX(旧Twitter)のフォロワーが、わずか10日足らずで150万人に迫ろうとしています。

また、自民党への新規党員申込みも約4,000人が殺到したとの報道もあり、「高市人気」と「変化への期待」を強く感じます。

やはり、トップの発信力というのは組織に計り知れない影響を与えるもの。

ネットでもリアルでも発信力のあるリーダーをいただいた自民党は、これまでにない勢いを取り戻すかもしれません。

高市総裁は「選挙に強い総裁」になる可能性を、十分に秘めていると思います。

一方で、少し気になる点もあります。それは、ネット上の一部で見られる「過激な支持表現」です。

私自身も先日、公明党についてちょっとしたフォローをするような趣旨のX投稿をしたところ、罵詈雑言に近い勢いですごい批判を浴びました。。怖っ

もちろん、政治家として意見をぶつけ合うのは歓迎すべきことです。

しかし、あまりにも攻撃的な言葉が飛び交うようになると、むしろ穏健で中間的な支持層が離れてしまう危険性があります。

政治は熱狂だけではなく、冷静な共感の積み重ねで前に進むものです。

連立が解消されたことで、公明党の組織票はもはや期待できません。選挙戦での基礎票が減るなかで、自民党が勝負するには「風」を起こすしかないのが現実です。

その意味で、高市総裁の発信力は最大の武器になります。

今のところ、X上での拡散力、そして国民の関心の集め方を見る限り、風を巻き起こすだけのポテンシャルは十分にあるように見えます。

ただし、「風」は使い方を誤ると逆風や嵐になりかねません。

強い言葉で敵を作るのではなく、強いメッセージで人を惹きつける。このバランスをどう取っていけるかが、高市政権の今後を左右するカギになるでしょう。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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