次の世代に希望をつくる

「あの人」と共演・議論をしない理由について

日々のこと

選挙後に色々と考えましたし、一度は「検討する」と申し上げましたが、私はあの方とは共演しません(維新でもおそらく誰も受けないのではないでしょうか)。

昨晩の「リハック」を見ていて、その理由をちょっと言語化できた気がするので、メモ代わりに残しておきます。

政治家にとって「議論」とは、立場の違う相手とでも建設的に意見を交わし、少しでも前に進むための行為です。

だからこそ、私たちはどんな相手に対しても、礼節と敬意を忘れないように努めます。

しかし、あの方の「議論」はまったく別物です。

目的は相手を打ち負かし、屈服させ、「論破」すること。その瞬間的な勝敗を重視し、何かを生み出すことにはほとんど興味がない。

それでは、どんなに言葉を尽くしても噛み合うはずがありません。

スポーツ(剣道)で言えば、こちらは切磋琢磨するために防具を着けて「お手合わせ」をしようとしている。でも相手は真剣を抜いて斬りかかってくる。

そりゃ強いですよね。心構えや前提が違うんだもの。

そんな状況で怪我をしない方法は、距離を取ることしかありません。

もし本気で斬り合う覚悟を決めれば、言論の上でも対抗できるかもしれません。でも、そんなことをやっても建設的な意味はない(と少なくとも私は思う)。

ましてやメディアの場で見せることに、エンタメ以上の価値はありません。

エンタメとしては面白いから、メディアはやりたいんだと思いますが、殴られて怪我する方はたまったもんじゃないですよね。

あの方が様々な経緯をへて「対決より解決」を志す政党に移られ、当選し、議論へのスタンスも少しは変わるのかと思いました。

しかし、どうやら何も変わっていないようです。

ですので、今後も討論番組などでご一緒することはないでしょう。

私は民間人&在野の政治家として、敬意と礼節を大切にした議論を続けていきます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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