次の世代に希望をつくる

落選の森の牢名主として、総裁選について無敵の6人で語り合ってきた

日々のこと

収録時間が案の定たいへんな長さになり、あずま修平さんがうっかり0時を回って誕生日を迎えるという鬼番組でしたw

で、前半の山場になったのは「政治とカネ」そして裏金問題の話題です。

「政治とカネ」問題、何も解決していないという現実

改めて「政治とカネ」、特に裏金問題については――正直、何も解決していません。

表面的には「けじめをつけた」「党として処分した」といった言葉が並びます。

しかし、裏金キックバックがなぜ再開されたのか、その経緯も責任の所在も、いまだにまっったく明らかになっていません。

事務局長は「下村博文氏の指示だった」と証言し、下村氏本人は「指示していない」と否定。周囲は「わからない」「記憶にない」と口を閉ざす。

この状況で、どうして「すでに解決済み」と言えるのでしょうか。国民の多くが白けるのも、当然です。


根本問題 ― 企業・団体献金のあり方は手つかず

そして何より、より大きなテーマである「企業・団体献金のあり方」について、議論すら進んでいません。

政治資金パーティーの裏側で、事実上の企業献金が横行する構造。裏金づくりを可能にしてきた制度の歪み。これらを根本的に見直さなければ、同じ問題は何度でも再発します。

にもかかわらず、自民党内では「改革はもう終わった」「再発防止策を講じた」といった言葉ばかりが聞こえてきます。

形式的な処分と説明で幕引きを図るこの姿勢こそ、国民の信頼を決定的に損ねているのではないでしょうか。


「信頼回復」は空虚なスローガンに終わる

今回の総裁選や新体制にあたっても、「信頼回復」「政治改革の断行」という言葉は繰り返されます。

けれども、真相解明がなされず、構造改革も行われないままでは、それは単なるスローガンでしかありません。

私は、こうした状況で自民党や新総裁に国民の期待が戻ることはないと考えています。

そして、そうした体制に「協力」や「融和」を選ぶ野党も、同じく厳しい立ち位置に立たされるでしょう。

ともあれ、今宵は「落選の森」が総裁選討論会に勝ったことを喜んで寝ましょう。笑

運命の総裁選投票日まであと2日。。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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