自民党総裁選の共同記者会見をアーカイブで視聴。後半に現役世代の社会保険料負担についてどう向き合うかというダイレクトな質問がありました。
社保下げニキ(オジ?)として、回答順に以下内容と所感をまとめ。
小泉進次郎候補:
野党と協議をしながら現役世代の社会保険料負担を下げるために取り組みたいとの簡潔な内容のみで、具体論はなし。野党には自分たちからどんな提案をするのかを話してほしい。D評価。
小林鷹之候補:
DXや予防・検診を進めて社会保険料を下げる、しかしそれだけではなく、負担能力のある高齢者には負担を求めて世代間格差を解消していくと明言。
方向性としては高く評価。具体的にどのように負担を求めていくのかが知りたい。B評価。
茂木敏充候補:
社会保障制度全体で見直す、効率化の余地があると発言。時間切れで具体論はなしでどうにもこうにも。E評価。
林芳正候補:
工程表をしっかりつくって安心できる制度を作っていくというコメントのみ。時間配分の失敗かもしれませんが、熱意がまったく感じられず。E評価。
高市早苗候補:
累進性がなく、若い方を含む低所得の方に負担が重いので、給付付き税額控除を導入すべき。攻めの予防医療や検診で医療費を削減するとのこと。
給付付き税額控除でどこまで年金制度などを代替するのか、具体論が聞きたい。また予防医療だけでは医療費の削減は困難なので、高齢者の負担はどう見直しをされるのだろうか?今後の発言にも注目したい。C評価
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続いて社保下げ的な観点から自民党青年局・女性局主催の総裁選公開討論会もあらかた見ましたが、社会保険料・社会保障制度を中心とした設問はなし。
地方議員も含めて質問が出ないこと自体、やっぱり自民党全体が社会保障制度や現役世代の社会保険料負担について関心・優先順位が低いのだよな。
彼らに任せていたら先送りが続き、現役世代の社会保険料は上がり続ける一方なんだろうという思いが強くなる。
そう考えると、総裁選で年金制度改革をぶっこんできた河野太郎さんは画期的であった。。(遠い目)
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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