いよいよ自民党総裁選が幕を開けました。
本日は立候補した各候補者による 15分ずつの所信表明演説 が行われました。私自身が特に注目しているのは、社会保険料や社会保障制度といった、国民生活に直結するテーマがどのように扱われるのかという点です。
小林鷹之候補 ― 社会保障に真正面から言及
まず注目すべきは 小林鷹之(コバホーク)候補。
彼は演説の中で、社会保険料や医療制度に明確に触れました。具体的には以下のようなポイントです。
- 医療の デジタル化推進
- 予防医療の強化 による医療費抑制
- 負担能力のある高齢者にはさらなる負担をお願いする という姿勢を明言
これは非常に重要な一歩です。総裁選という大舞台で、社会保障制度を「メインテーマ」として取り上げる候補が出てきたこと自体、評価に値すると考えます。
他の候補たちの姿勢
一方で、他の候補の所信表明を見ると温度差が浮き彫りになりました。
- 茂木敏充候補:社会保険料・社会保障制度への言及はなし。
- 林芳正候補:こちらも触れず。
- 高市早苗候補:演説時間の半分以上を「外国人問題」に費やし、社会保障への言及はなし。
ここまでテーマの差が出ると、「なぜ社会保障に触れないのか?」という疑問が強まります。少子高齢化と財政の持続可能性が最大の課題である以上、避けて通ることはできないはずです。
小泉進次郎候補 ― 一歩踏み込むも具体性なし
最後に登場した 小泉進次郎候補。
彼は「国民的関心の高い社会保障制度については、野党とも協議を進めていく」と発言しました。ただし、残念ながら 具体的な制度設計や改革案には踏み込みませんでした。抽象的な表現にとどまった印象です。
まとめ ― 今後の議論に期待
本日の所信表明で、社会保険料や社会保障制度に触れたのは 小林鷹之候補と小泉進次郎候補の二人のみ。
国民の最大の関心事であり、日本の未来を左右するテーマである「社会保障制度」。
今後の討論や演説で、他の候補も具体的にどのようなビジョンを示すのか。しっかり注目していきたいと思います。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 42歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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