次の世代に希望をつくる

イタリアと日本の年金制度を比べると見えてくるもの

日々のこと

週に何回かはクッキングしてますが、あげるのサボってました…。本日は3種のキノコとベーコン&ほうれん草の和風パスタ。

・オリーブオイルでニンニクと社会保険料を下げる念を香りが出るまで炒める。
・ほうれん草は下茹でしておく
・カットしたキノコとベーコンとほうれん草を炒め、バターと醤油で適当に味をつける
・パスタをぶち込んであえたら完成👌
・お好みで海苔や社会保険料を下げる念などをまぶすと良き!

簡単で栄養も取れて良いのですが、子どもたちはミートソースやたらこパスタを食べたがるので不評である…🫠

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🇮🇹イタリアと日本の年金制度を比べると見えてくるもの🇯🇵

ということで、勉強のお時間です。

少子高齢化の影響を最も受けやすい制度の一つが「年金制度」です。

日本でもたびたび制度改革が議論されますが、実は先行して大胆な改革を行った国があります。

それがイタリアです。パスタといえばイタリアです。和風であろうとも。

🇯🇵日本:賦課方式

日本の公的年金は「現役世代の保険料で高齢者を支える賦課方式」が基本です。

老齢基礎年金や厚生年金は、最終的に「所得代替率」や「マクロ経済スライド」などの仕組みで調整されますが、依然として「払った保険料」と「もらえる年金」のリンクは弱めです。

結果として「どれだけ払っても、制度全体の財政状況や政治判断で給付額が決まる」という側面が強く、世代間の不公平感や将来不安につながっています。

🇮🇹イタリア:NDC方式(みなし積立方式)

一方イタリアは、1990年代に「NDC方式(Notional Defined Contribution)」を導入しました。

NDC方式は一見「積立型」に見えますが、実態は賦課方式です。現役世代が高齢世代を支える点は同じ。

ただし、仕組みを様々な工夫がなされています。

・ 個人ごとに「仮想口座」を設定し、拠出した保険料を記録
•年金受給時に、その仮想口座残高を「平均余命」で割り算して年金額を決定
•つまり、拠出額と給付額が1対1でリンクする

これにより、「長く働けば年金が増える」「寿命が延びれば自動的に年金額が減る」といった、自動調整機能が導入されました。

全体の財源としては賦課方式でも、個人として見れば積立方式になっているとも言えます。

🇮🇹2つの制度の違い🇯🇵

日本:
依然として政治的裁量や調整要素が強い

イタリア:
数式で自動的に給付水準を調整、拠出と給付のリンクが明確

つまりイタリアは「人口構造の変化に合わせて年金額を減らす」仕組みを、制度そのものに組み込んだのです。

もちろん、イタリアのNDCにも課題はあります。

非正規雇用や断続的な就労の人は拠出が少ないため、将来もらえる年金も極端に低くなる可能性があります。

結果として、社会保障の中で「最低保障年金」や「生活保護に近い制度」との組み合わせが不可欠になります。

一方で、日本の制度の透明性や分かりやすさは依然として大きな課題です。

「自分が払った分が、将来どれくらい戻ってくるのか」が見えづらいため、世代間の不信感を招きやすくなっています。

イタリアのNDC方式は、完全にそのまま輸入できるわけではありませんが、制度の透明性・自動調整の仕組みという点で、日本が学ぶ点も多いのではないでしょうか。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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