次の世代に希望をつくる

居場所が辛い君へ、居場所のない大人より

日々のこと

9月1日、今日から新学期という方が多いのではないでしょうか。そしてこの日はもっとも中高生の自死が多い日だと言われています。

学校という居場所が圧力になり、子どもたちが悲しい思いをする姿は見たくないものです。

私も小学生の時、まるまる一学期、学校に行かなかった不登校児でした。

それでも人並みに大人になっているので、学校に行かない期間があったって良いのだと思います。

行きたくない「居場所」にこだわる必要はないし、またそういう時に子どもに寄り添える親でありたいなと私自身も肝に銘じる次第です。

さて、向かうべき自分の「居場所」に行きたくないという人々が発生するこの日、私は別の悩み?に直面している。

日常的にルーティーンで向かう「居場所」が逆にないのだ。私には。

昨年の衆院選から数えると落選生活もまもなく1年を迎え、ありがたいことにお仕事は散発的にいただけているものの、オフィスみたいなものや定型の業務はない。

これまでの社会人生活は、必ず平日は「居場所」があった。会社なり、都議会議事堂なり、永田町なり。

朝起きたらとりあえずそこに向かうと、見知った同僚や仲間たちがいて、ルーティーンの仕事が始まって。それがどれだけ自分にとって大きかったのかを痛感する。

こう言うと誰にも信じてもらえないのだが(死)、私は組織に対する帰属心や忠誠心はそれなりに強い。

外資系企業から転身したり、政党が頻繁に変わっているのは事実だけど、所属している間は誰よりも組織のために庶務や党務に取り組んできた自負がある。

自分で言うのもなんだが、都議会におけるみんなの党や初期の都民ファーストの会、そして国政維新においても、党務をこなすコミットメント量だけで言えば間違いなく私は「エース級」だったはずだ。

それこそ誰にも見えない・誰にも評価されないような地味な仕事も含めてめっちゃやってきたので、党務も地元活動もロクにやらないのに文句ばっかり言っている輩を見るとマジで(自粛)と思う。

まあそれはそれとして。

で、私はどこにも所属しない風来坊みたいな生活が実は苦手なのだということに最近気づきつつある。なんてことだー。

朝起きて、さあ今日はどこに行こうかと考えると、身が重い。陰キャのくせにフッ軽なだけが取り柄だったのに、どこに行くのも何をするのも面倒な気がしてならない。

風のように私が軽やかに行動できていたのは、いつも戻るべき「居場所」が定まっていたからなのだなあと改めて思ったりしている。

もちろん局面によってその居場所にいるときが一番つらかったり、居場所が楔になったりもするのだけど。

まあやっぱり社会的動物である人間にとって居場所ってとっても大事なんでしょうね。

というわけで、学校や会社に行きたくないなあと思っている方も、行きたいのに行く居場所がないなあという方も、それぞれの持ち場で今日も頑張っていきましょう。

敬具

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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