次の世代に希望をつくる

嫌われ者の挑戦!決起大会・決意表明全文文字起こし

日々のこと

いよいよ来週から始まる参議院選挙、日本維新の会公認、地域政党新しい党推薦で挑戦予定の、社会保険料引き下げを実現する会代表でもございます、音喜多駿と申します。

今日本当に多くの皆さん、一席の隙も無い、立ち見まで出る満席をいただきまして、本当にありがとうございます。来週からいよいよ東京夏の陣、始まります。

これまでの私、12年間、政治家をやらせていただいて、5回選挙をやっています。選挙は3勝2敗、次が6回目の勝負になりますが、これまでで最も難しく、でも私は最も大義を背負った戦いになると思っています。

先ほど松沢先輩から、いろんなPがあるという話をしていただきました。最も大事なPが今回かかっています。

パーソナリティ、人柄は音喜多駿は嫌われています。今日来ている中にも、音喜多は嫌いだけど応援するよという方もいると思いますし、(※場内からそうだーの声)そうだーいうな!X見たらね、音喜多は嫌いだけど、顔は嫌いだけど、っていうのがいっぱいあります。いつも本当にありがとうございます。

じゃあパーティー、党はどうでしょう。維新の会も、ちょっと嫌われてますね。今ね。ちょっと今東京では維新の会もなかなか支持が拡大しているとは言えない。でもそれでも、今、やっぱり維新なんじゃないか、それでも音喜多じゃないかって思っていただける方がたくさん足を運んでいただいているのは、ポリシー。

今回この政策、我々がかかげる社会保険料を引き下げる、持続可能な社会保障制度を作る、この一点で、音喜多しかいない、今は維新しかいない、そう思って、私は今回もたくさんの人が集まってくださっているし、私にかかっている期待は、まさにこの今まで誰も突き抜けることが出来なかった社会保障制度改革。年金制度、医療制度、このポリシーを掲げて勝ち抜くことであるというふうに確信をしています。

少し政策の話をさせてください。やっぱり今の私は、日本の社会保障制度は明らかにおかしいと思っています。年金制度も医療制度も破綻寸前です。到底持続可能ではありません。

今日会場に来ている方には、釈迦に説法かもしれませんが、日本のまず年金制度は、付加方式という仕送り形式で運営をされています。働く現役世代の方々が、我々が、仕送り形式で高齢者の方を支えるのが、日本の年金制度、あるいは医療制度もすでに一部、そうなっています。 後期高齢者医療制度では、支援金がなんと4割も今、仕送りとして入っています。

でも今、日本は超少子高齢化です。昨年生まれた赤ちゃんの数は、ついに68万人、70万人を切ってしまいました。 私、音喜多駿は41歳、今日大学の同級生もたくさん来てくれてますけど、41歳には同級生150万人いたんです。赤ちゃん150万人も生まれていました。柳ヶ瀬さん、51歳ですけど、200万人、同級生がいます。赤ちゃん200万人生まれてたんです。あっという間にそれが68万人です。

これから若い人の数、恐ろしい勢いで減っていきます。でも長寿化で高齢者の方はどんどん増えていって、団塊の世代もまだまだご存命で元気。こういう状況で、働く現役世代の皆さんたち、私たちだけで、高齢者の方を仕送り形式で支えていく。こんな制度、本当に持続可能だと思いますか。

絶対に持続不可能です。若い世代が、働く現役世代が負担で押しつぶされます。だからこの制度を変えていかなければいけないんです。

そのためには、年金や医療は制度の本質に帰るべきだと、私は今、訴えています。本質は何か。保険制度じゃないですか。年金保険料、そして健康保険料、社会保険料を私たちは払っています。保険というのは、万が一のリスクに備えるというのが保険の本質です。これは公的保険であろうが、民間保険であろうが、この本質は変わらないと私は思っています。

多分皆さん多くの方が自動車保険、火災保険、がん保険、色んな保険に入っていると思います。誰もが何も自動車事故に遭う訳じゃないし、家が焼け落ちる訳でもない、がんになる訳でもないけど、万が一起こったら大変なリスクがあるから、保険料を払い、万が一のリスクを負ってしまった方が保険金をもらう。それが保険取り仕組みの最たる意義です。

ところが今の日本の年金制度や医療制度はどうでしょうか。本来、万が一のリスクに備えてもらうべきものが、やはり大盤振る舞いされているんじゃないでしょうか。

年金制度は長生き保険です。万が一、自分が想定していたよりもご長寿になって、生活が立ち行かない、その時に助けてもらう保険が年金制度でした。今、日本は平均寿命84歳、健康寿命も74歳です。その国で、65歳からほとんど全ての方が年金を老後の生活資金として受け取れる。これはやっぱり保険の本質から考えたら、はじかれると思います。

医療制度もそうです。これも薬局に行ってもらえる湿布、目薬、胃薬、風邪薬、こうしたものが、今高齢者の方になれば9割引き。現役世代も7割引きでもらえる、助かるサービスです。でもこれは本来保険でカバーするべきことでしょうか。これも私は間違っていると思います。

これまでの保険制度というのは、大盤振る舞いをし続けてきたんです。大盤振る舞いをした結果、それは決してタダではありません。誰かが負担をしているんです。社会保障制度では誰かの利益は誰かの負担、誰かの負担が誰かの利益です。つまり、働く現役世代の皆さん、若い世代にあらゆる負担が押し付けられてきた。この根幹の問題を、私は今こそ解消しなければいけないと思っています。

でも、おかしな制度が続いていくことには理由があります。どんな理由があるか。今の仕組みから利益を得ている方がいるんです。既得権を持っている方がいる。そしてこれが一番難しい話だと思います。

既得権を得ているのが、例えば今世の中で話題になっている外国人だとか、財務省だとか、そういう方々が既得権者で、それをやっつければ物事が解決するんだとか、そんな単純なストーリーだったら、まだしもよかった。どんなに喜ばしいことかと思います。

ところがこの今の歪んだ制度から利益を得ているのは、外国人でもないし、一部の外国人は得ています。でも財務省でもないです。厚労省でも別にないです。利益を得ているのは、私たちが尊敬する人生の先輩、高齢者の方々が、これから利益を今、得ているんです。

私たち日本人は、高齢者の方を敬いたいし、子供、おじいちゃん、おばあちゃん大好きです。そのおじいちゃん、おばあちゃんが喜んでいることを、取り上げることはしたくない。喜んでいるんだったら、そのままにしてあげたい。そういう一つ一つの思いが積み重なって、今のいびつな社会保障制度ができている。

これは本当に、ある意味不幸なことなんだと思うんです。だから誰もこれまで、今のこの制度に手を入れてこれなかった。おじいちゃん、おばあちゃん、悲しませたくないですよ。 おじいちゃん、おばあちゃん、誰だって敵に回したくないから。

そういう思いと、選挙に落ちたくない政治家の思惑が合致して、これまで誰も年金制度、医療制度に手を付けてくることができなかったんです。

でも、これ本当に正しいでしょうか。私は違うと思うんです。私が尊敬するおじいちゃんやおばあちゃんは、そんな自分の利益のために子どもたち、孫たちを見捨てるような方々じゃないと思うんです。知らない方々がたくさんいる。

みんなおばあちゃん、おじいちゃんがもらえるその湿布、100円、200円でもらえるその奥には、1800円負担をしているお孫さんや息子さんがいる。皆さんが当然に思って9割引きで受けている検査や手術のその裏には、その9割分を負担しているお孫さんや息子さんがいる。そのことを伝えたら、私たちが尊敬するおじいちゃんおばあちゃんは、絶対に分かってくれると私は思っています。

でもその努力から、これまで政治家は逃げてきたんじゃないですか。落選するのが怖いから、政治家じゃなくなるのが怖いから、ずっとそれから目を背け続けてきた。

でも私はやっぱり、逃げたくないと思ったんです。

昨年私も実際、落選を経験しています。 でも1回や2回、落選することが何ですか。伝わるまで言い続けましょうよ。3回、4回やっていけば、私はこの国のおじいちゃん、おばあちゃんも、若者も、現役世代の皆さん、全員がやっぱり今の制度、作り変えていこうよ。子どもたち、孫たちのために、おかしいおかしい年金制度、医療制度、作り変えようよ、この思い私は必ず届くと思っています。

その勝負を今回、参議院選挙、ぜひ皆さんと一緒にやっていきたいのです。

参議院選挙は、特殊な戦いです。今回は、東京都選挙区で7人が受かります。これどういうことかというと、得票率、必要な得票は、わずか10%なんです。7%から8%の方の票を得れば、受かることができます。衆議院選挙は1人しか受かりません。50%を目指す勝負です。

今回は、少し突っ込んだ言い方をすれば、9人に嫌われたとしても、1人に好かれれば参議院選挙は通ることができます。私向きの選挙じゃないですか。まさにアリの一穴、アリの一かみなんです。でもまず私はそれでもいいと思います。

10人に1人、音喜多駿はは嫌いだけど、維新は嫌いだけど、社会保険料だけは下げてくれ。それで最初はこれでいい。でもその一穴が必ず次につながっていく。それが20%、30%、50%になって、あの時音喜多が言ってたことは正しかった。やっぱり維新しかない。そう言われる日が必ず生まれるとおもっています。

そのために皆さん、力を貸していただきたい。 そして国会には、私一人で行っても何もできません。

私の相棒である柳ケ瀬裕文さん、今回僕がもう一回参議院選挙やりたいと言った時に、一番背中を押してくれたのものが柳ヶ瀬さんだし、何を訴えかけていくか、全国比例です。僕と違って9人に嫌われてもいい選挙ではないです。社会保険料の引き下げということをメインテーマに掲げることは、柳ヶ瀬さんにとっても大きなリスクだと思います。

でも、維新しかできない、そして音喜多にしかできないことだからと、最後まで付き合うと言ってくれたのは、柳ケ瀬裕文さんです。是非この2人で、国会に送っていただいて、もう一度国会で大暴れさせていただきたい。

12年前、選挙に出るとき、私が最初に掲げてきたテーマは、世代間格差の是正でした。若い人が損をして、このままでは日本は持たない、同じことを言い続けていたんです。原点回帰です。もう一度、音喜多駿、柳ケ瀬裕文、国会に送り出して下さい。

アリのひとかみ、巨像を倒す。

是非みなさんのお力を、音喜多駿、柳ケ瀬裕文、よろしくお願いします。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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