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音喜多駿の「敗戦記」2 -キックボクシングデビュー戦始末-

日々のこと

選挙に引き続き2連敗!DEATH!!

めちゃめちゃ悔しい。そして打たれすぎて一晩経ったら首がむち打ちのように痛い!

ですが、動画を見たら思ったよりキックボクシングの試合っぽくなっていたし、とても楽しかったので、忘れないうちにデビュー戦始末記をしたためておきます。

なにせ陰キャのブロガーですから。落選しても敗戦しても(エッヘン)。

実は肋骨(あばら)を折りながらの挑戦でございました。長文なのでご興味ある方だけお先にどうぞ。

■そもそもなんで出たんだっけ??

落選直後の昨年11月、色々な人に今後の身の振り方を相談していたんですが。

大学時代からの友人であり、腐れ縁でもあるクリエイティブディレクターのGO三浦さんに

「この時期に何か、今までやったことないジャンルに挑戦したら良いんじゃないですかね。例えば、ブレイキングダウンに出るとか

という一言が始まりだった気がします。

選挙でへし折られた弱い自分を叩き直すため、とりあえず身体でもイチから鍛え直すかと紹介された小比類巻貴之さんの道場へ。

そしたらまた小比類巻貴之さんが挑戦にノリノリ(死語)な方で、「試合出ちゃいましょうよ!」という勢いに押されながら

「まあ目標がないと頑張らないよな…!」

と3月大会の出場を決断。止める側の登場人物はここまで誰一人としていなかった

誰か止めろー
(後日、妻と親には「やめとけ」と冷静に止められました)(スポーツとはいえ、家族にはきちんと相談しようNE!)

■練習~減量~怪我~食あたり(散々だな!)

年明けくらいから試合をイメージした生活&練習スタイルに入る。

最初「55kg契約で」と言われていたので減量をスタート。57~58kg前後で推移していた身体をこれを機に絞り込むことに決める。

2月に入ってから「相手が少し大きいので58kg契約で!」となったものの、せっかくなので無駄な肉を全部なくしつつ筋トレをしようと画策。

結果的にこの判断は間違っていたのだが…。

小比類巻道場はプライベートレッスンで費用がお高めなので(苦笑)、他に2つ通っている久保優太さんの「リレイズ東京」とミット打ちに議員会館から通っていた「ネクスト赤坂」を組み合わせながら週2~3回ペースで練習。

マススパーリングを多めにやりつつ「強い人ともやった方が良いな」ということで、2月末に一度ネクスト赤坂のスパーリング専門クラスへ。【運命の分かれ道】

ここで70kg超の方にボコられて肋を骨折(死)

ミドルキックが直撃して綺麗にパキ!って折れましたよね。

1週間くらいで軽い練習ができるくらいには復調したものの、筋トレはほぼできなくなってしまったので「筋肉で増量する」作戦はここでほぼ頓挫。

さらに忘れもしない3月14日の夜【運命の分かれ道2】、食べた生牡蠣に人生で初めて当たる(爆死)

いやーこれは本気で辛かった…2日間はほとんど何も食べられずに上と下から出ていく一方。ここで体重が53kgまで落ち込み。

ここ1週間は食欲もそこまで回復せず、トレーニングはしていたものの、最終的な計量は相手が57.4kg、私が54.1kgと3kg以上の差がついての着地となりました。

ちなみにキックボクシングの軽量級は

フライ級 50.80kg以下
バンタム級 53.52kg以下
スーパーバンタム級 55.34kg以下 ←今回の私
フェザー級 57.15kg以下
スーパーフェザー級 58.97kg以下 ←今回の相手

なので、2階級差があったということになりますね…駄目じゃん!

■試合当日~完敗!

お昼に会場入りして、試合が19時だから先が長いなーと思っていたものの、赤コーナーに皆さんと談笑したり、リングチェックや入場リハをしたり、バンデージを巻いたりしていたらあっという間に本番になる。

ガチのバンテージ巻き。プロにやってもらって10分くらいかかる…!外すのにもめっちゃ苦労しました。笑

本番用のトランクスは当日に発注していたのが届いて、テンションが上がる。もちろんマイカラーのオレンジです。

試合の内容は…動画の通りなんですが。。

わりとガチガチに緊張することもなく、一発食らっても頭が真っ白になることもなく、最後まで気合を入れてリングに立ち続けることができました。

動画を100回くらいみたので、自分的な総括!

【駄目だった点】

・ボディ打ちをまったく想定してなかった
・右ストレートもらいすぎ
・ディフェンスが下手。左ジャブの引きが遅いのと、右ストレートや蹴りの時にガードがあからさまに甘くなっている
・自分の距離を保てなかった。ほぼ終始相手の得意な距離に収まり、フットワークも使い切れずコーナーを何度か背負わされた
・右ストレートもらいすぎ(2回目)
・自分の距離ではない時に強引に蹴りを出してカウンターをもらった
・右ストレートもらいすぎ(3回目)

【良かった点】

・最後までスタミナは切れず、むしろ3ラウンド目が欲しかった。最後は相手のほうがバテて下がったのでまとめて有効打を当てられた(そして私は最後まで構えを解かずにスタスタとコーナーに帰ってたw)
・デビュー戦は蹴りが出ない人が多いが、終盤までわりと蹴りが出てた
・喧嘩パンチにならなかった。コンビネーションもそこそこ出た
・ガードは甘いけど姿勢は最後までわりと良かった
・ボディは腹筋と気合を入れれば耐えられた
・最後まで前に出て手数を出し続けた(大事)

総論、もらいすぎ!です!そりゃ負けるよ!

14オンスグローブなので、ダメージはそこまでないのですが、頭もボディも「うっ」ってなったのは数発。

朝起きたら首がむち打ちみたいな感じですね…ディフェンスと打ち返しの練習をひたすらしなければ。。

【まとめ】

長くなってきたのでまとめますが、めっちゃ悔しい!でも、とても楽しかった!

減量して無駄な肉がないスマートな身体を今でも作れることがわかったし、羽のように身体が軽いのでスタミナも切れなくて、そのあたりは自信につながりましたね。

あと、相手の島袋さんめっちゃ強かったです。

今日の試合に向けてアマチュアキックボクシングの試合をYouTubeで50戦くらい見て研究してたんですが、デビュー戦であんなに手数出る人めったにいないんですよね…

まったく動けなくなる人とかいる中で、島袋さんはめっちゃ動けるタイプでした。いやあ、兜を脱ぎますわ。

最後「負けた人の中のMVP」的な殊勲賞をもらいましたが、むしろ悔しさが倍増して「次こそ勝って終わろう」って感じているので、主催者の思惑にハマってますねこれは。苦笑

でも40歳超えてからの格闘技、なかなかドラマもあるし身体も引き締まるしオススメですよ。ちょっとでも興味をもった方、ぜひ私と一緒に練習しましょう。

次こそ勝つ。選挙も試合も。

セコンドを始め応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!!

ああ連敗。ああ二連敗、次こそは。(字余り)

【追記】

イーファイトさんが素晴らしい記事を書いてくれました!

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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