・OTC類似薬(湿布など)の保険適用除外
・高齢者の窓口負担への金融資産の考慮
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維新、社保改革も予算賛成条件に 現役世代の負担減提唱
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA033TM0T00C25A2000000/
報道ベースですが、維新が与党に投げる医療制度改革の具体的施策について。
「この程度では全然手ぬるい!」「窓口負担は原則一律3割でいいじゃないか!」
という意見・指摘についても理があると思いますが、予算審議の中で行う駆け引きの戦略としては、私はそこまで悪いものではないと感じています。
まずOTC類似薬については、すぐにでも実行すれば良い話。厚労省も検討課題にあげているのですから、その前倒し実施・具体的工程の確約を取れば良い。
後者の高齢者窓口負担への金融資産考慮は、資産の把握がたちまちできないことが課題であるものの、政府が逃げ腰になっているマイナンバー徹底活用に踏み込む契機になります。
社会保障制度の合理化・現役世代の負担削減のためにはマイナンバーの徹底活用が不可欠で、ここを突破口に重複投薬・重複検査・重複医療の根絶など(医師会等の業界団体が慎重な)抜本的医療DXに繋がっていく可能性があります。
ここでも具体的な確約や工程表を勝ち取ることができれば、社会保障制度改革・医療制度改革の橋頭堡を築くことができるでしょう。
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与党が過半数割れしているからといっても、勝ち取れる施策には限界があります。
あまりにも現状から乖離がある、高い球を一気に投げすぎると、政府与党としても現実的に受け止めることは困難でしょう。
清濁併せ呑みながら、ハング・パーラメントのこの好機に社会保障制度改革・社会保険料の引き下げにつながる政策実現を一つでも獲得していただきたいです。
最前線で闘うかつての同僚たちに心から敬意を表し、期待するとともに、私も今の自分の立場でできることに全力を尽くしていきます。
私は外野なので、もう少し高い球を放り投げ続けていく所存です。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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