もっと、新しい日本をつくろう

振り切れなかった、振り切らなかった一抹の悔しさ。落選者による振り返り

日々のこと

政策を取りまとめる政調会長として、私が最初にマニフェスト打ち出し素案として提示したのは「現役世代への徹底投資」、そしてコンセプト・コピー案は

「若い」が不利な社会を変える

でした。

我ながら振り切った提案だったと思います(苦笑)。 まあ予想通りと申しますか、党内でも様々な議論が噴出。

「そこまで高齢者を敵に回すリスクを追うのはどうか」
「特に大阪は、すでに幅広い層から支持を得る政党になっている」
「政治改革一本でも良いのではないか」

「いや、大阪は良いかもしれないが全国で見れば、政治改革一本でいくと立憲に存在感で負ける」
「自民にも立憲にも言い出せない、大胆な主張を打ち出すことが維新らしさであり、重要だ」

こうした政調会や広報で賛否両論の活発な党内議論を経て、打ち出しは「①政治改革」と「②現役世代への徹底投資」の2本柱となり、コピーも

将来世代への徹底投資で、新しい時代の政治を創る

とバランスの取ったものに修正しました。

今回、結果として維新の打ち出しは伝わりにくく、また発信が一貫性を欠いていたとの指摘を多くいただいており、責任者の一人として慙愧の念に堪えません。

『たられば』の話はないのはわかっているとしても。

コンセプトを振り切った国民民主党が躍進した一方、バランスを取ったからこそ維新はこの程度で踏みとどまれたのだ、という見方もあるのだと思います。

政策内容や広報発信以外にも、選挙結果に及ぼす要因は様々です。

結果の分析と一口に言っても難しいものですが、実際に闘った仲間たちの話も聞きながら、私なりの総括・分析を進めていきたいと考えています。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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