【※長文注意!街頭演説文字起こし】
今日の街頭演説会の文字起こしです。「演説動画を見る時間ない」「動画を見るのは気が重い」という方に向けて。
将来世代への徹底投資で、新しい時代の政治を創る。
最終日まで、核としては同じことを訴えてまいります。
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いよいよ先週衆議院が解散しました。来週の火曜日、15日から衆議院の解散総選挙がスタートします。
私、音喜多駿も、今の参議院議員の職を辞して、この衆議院選挙、ここ新宿区、千代田区を含む東京1区から衆議院選挙に挑戦します。
ぜひみなさん、今回の衆議院選挙、今の古い政治を打ち破る最大のチャンス、ご注目いただきたいと思います。
今回の衆議院選挙、もちろん一大テーマとなるのは政治と金の問題。これは間違いありません。
自民党の裏金政治は許せない、脱税まがいの行為は許せない。そういう声を私音喜多駿もたくさんこの地域の皆様から伺ってまいりました。
残念ながら、この東京1区、新宿から選出をされている自民党の議員も、裏金作りに関与していたということも判明しています。
こうした裏金政治を政界から一掃する。
政治と金の問題の完全解決、もっとクリーンでオープンな透明性あふれる政治を行うために、この政治改革を、ぜひとも私たち日本維新の会と、私、音喜多駿にやらせていただきたい。
ただですね、この政治と金の問題ももちろん許せない。
ただ、この政治と金の問題、同じぐらいか、あるいはそれ以上に私が今危機感をもって変えなければいけないと思っているのは、世代間の不公平。
世代間に公平な政治を変えて、将来世代への徹底投資を行わなければいけない。このことを私は最も今回、危機感を持って訴えていきたいと考えています。
最初に申し上げます。将来世代への徹底投資というのは、何も高齢者の皆様と世代間の争いをしたいわけではありません。
将来世代に投資をすること、現役世代を助けることは、必ず高齢者の皆様にとってもプラスになります。
だからぜひ今日は最後まで、人生の先輩の高齢者の皆さんも私のお話を聞いていただいて、応援をしてほしいんです。
今の日本社会は若いというだけで不利な社会です。
働く現役世代の皆さんには、ありとあらゆる負担が押しつけられる仕組みが網の目のように構築をされています。
今働く現役世代の皆さん、たくさん立ち止まってくれています。良かったら家に帰って給与明細、もう1回よく開いて見てみてください。
いくら何でも社会保険料が高すぎませんか。
高すぎる社会保険料、一方的に押しつけられる医療費、明らかに世代間に不公平な年金制度。年々年々上がり続ける教育の負担。
今若者世代は、働く現役世代は、生きているだけで負担がおしつけられる。極めて不公平な社会制度が、この国には出来上がっています。
こんな制度の中で、こんな社会で、どうやって若い世代の皆さんが、将来世代の皆さんが、将来に希望を持てというんでしょうか。
子供たちをうみ育てて、その自分の子供たちにバトンを渡したいと心の底から思えるでしょうか。
こういう状況を作ってきた古い政治、先送り政治。
超少子高齢化でこんな状態になるのはわかっていたのに、目先の選挙を恐れて、批判を恐れて先送り政治を続けてきた。
その古い政治が私は許せないんです。
ぜひ皆さん、今回の来週、明後日から始まる選挙戦、この先送り政治、古い政治を打破するために、日本維新の会と、私、音喜多駿に力を貸していただきたいんです。
そしてこの先送り政治を作ってきたのは、何を隠そう今の自民党の古い政治家たちです。残念ながらそれは石破茂内閣総理大臣になっても全く変わることはありません。
自民党や石破茂さんが今やろうとしてること、それは結局、皆さんから、現役世代の皆さんを中心とする若い世代から巻き上げた財源を、地方や業界団体や、あるいはその必要がない裕福な高齢者にまで選挙対策でばらまいている。
増税ばらまき政治を、ずっとこの国の政治家たちはやってきたんです。
その財源の犠牲になっているのは、働く現役世代の皆さんです。とりわけ東京都民の皆さん、都心に住む皆様方ですよ。
税収が高い都会から、働く現役世代から、税金という形で財源をめし上げて、あるいは社会保険料の負担を押し付けて、それをばらまいて、本当に日本社会が良くなってきたならそれもいいでしょう。
ただ皆さん、この昭和の時代からずっとばら撒きを続けて、本当に地方は豊かになったんでしょうか。
地方も大事です。業界団体だって、様々な貢献を日本にしてくれてます。高齢者の方々も、本当に困ってる人には、それはもちろん年齢に関わらず、しっかりと政治や行政が手を差し伸べなければ行けない。
でもこのばら撒き政治で、本当に地方は、これまで豊かになってきましたか。
業界団体にはイノベーションが起こって、経済成長は成し遂げられましたか。皆さんの給料上がりましたか。
高齢者の皆さんは本当に不安がなく、老後が暮らせる社会になりましたか。
全くなってないじゃないですか。
この自民党のばらまき政治は、古い先送り政治は明確に間違っていたんです。
私達将来世代の政治家は、今までのこの間違っていた古い政治に立ち向かって、この政治を変えていく責任が私達政治家にはあるんです。
ただ残念ながら、その古い政治を打破することは、私1人の力ではできません。日本維新の会の力だけではできません。
だからぜひ皆さんのお力を、現役世代の皆さんと人生の先輩の高齢者の皆さんの応援をいただきたいんです。
私、音喜多駿も今41歳です。1983年に生まれました。子供3人います。16歳、7歳、3歳という3人の子供を育てています。
私たち80年代生まれのいわゆる氷河期世代を含む世代というのは、物心がついた頃から、経済成長ということを知らずに生きてきました。
お給料は上がらないことが当たり前、超少子高齢化だから仕方ないよね。
そして、成熟社会を目指しましょうとか、物がなくても豊かな社会とか、そういう美辞麗句を押し付けられて。
我慢をすること、身の丈を知ることは、いつの間にか骨の髄まで染みついてしまった。それが私達1980年代生まれの現役世代の若い人たちです。
でも皆さん、本当はね、私たち若い世代、現役世代も、もっともっと成長したいんです。
若い人はお腹いっぱい食べたいし、自分たちの子供にはもっともっと良いものを与えてあげたい。
今日よりも明日が良くなるなんてことが、映画の中のセリフじゃなくて、親の世代の思い出話だけじゃなくて、本当に目の前で見てみたい。
自分たちの力で、今日よりも明日が良くなる、そんな社会を作りたいと、そう現役世代の皆さん思ってるはずなんです。私はそう思います。
だからこそ、現役世代に負担を一方的に押し付けて、現役世代が活力を失うような古い政治、古い社会はもうおしまいにしましょう。
私はこの強い思いを持って、今回の選挙戦、まずはもちろん政治と金の問題、政治改革、これも最重要だけど、将来世代の徹底投資。
これは選挙では、これまで一般的に不利になると言われていました。
今の選挙のボリュームゾーン、選挙にたくさん行くのは高齢者。
だから高齢者向けの政策、年金制度を拡充しようとか、高齢者の暮らしを安心させます、そういうことを言った方が、選挙には有利と言われてきた。
でもそんなことを繰り返して、この国は何にも変わってこなかった。
だから私、音喜多駿も、そして日本維新の会も、今回は現役世代への徹底投資。
日本維新の会は実際にやってきました。これを一丁目一番地、2本柱の一つに掲げて、今回はこの選挙戦、挑戦をさせていただきます。
そして、若い世代に不利な社会、現役世代に不公平な社会というのは必ず巡り巡って、高齢者の皆様も不幸になります。
これはだから、世代間の対立をあおっているんでは決してないんです。
若い世代に一方的に負担をおしつけて。高すぎる社会保険料、押し付けられる医療費、世代間に不公平な年金制度、右肩上がりに上がり続ける教育費。
こういうものをおしつけていたら、若い世代から活力が失われて、子供の数がだんだん減っていって、高齢者の皆さんの暮らし、福祉、あるいは地域経済の支え手がいなくなってしまいます。
だからまずは、若い世代への徹底投資、これをやらせてください。
元気になった若い世代が、必ず高齢者の皆様の人生の先輩方もしっかりと支えていきます。
現役世代の私達の力を信じて、ぜひ高齢者の先輩方も、私たち現役世代に力を貸してほしいんです。
(話題転換)
古い政治を打破する最大のチャンスが、今回やってきました。古い政党と金の問題も少しお話をさせていただきます。
何でこんなに現役世代に、若い人に不利な仕組みが出来上がってしまったのか。
お金がたりなければ増税をするか、借金をするか、あるいはものいわぬ、選挙にあまり行かない現役世代の皆さんに、社会保険料の負担という形で押し付けるか。
こういう古い政治ができあがってしまったのか。ここにまさにしがらみ政治、自民党の古い金権政治が全て詰まっています。
自民党の政治家たちはたくさん業界団体からお金を集めます。今回の裏金問題にもそれは通底しています。
ありとあらゆる業界団体、企業団体が古い政治家たちにたくさん献金を行う、あるいはパーティー券を買いまくる。
お金をもらった古い政治家たちは、そのお金を使って選挙を戦う。選挙を勝ち抜き、選挙が終わった後はお金をくれた業界団体への恩返しです。
皆さんから集めた税金を、補助金、助成金、あるいは公共事業、形を変えてばらまいてしまう。
こういう利権誘導型の政治を、この国はずっと行ってきたんです。
その結果、票やお金を持っていない若い世代や子供たちは先送りですよ。
本来はつけるべき教育費、あるいは若者への支援。こうしたものの予算は全部先送りされてきたんです。
こういう古い政治を私達の世代でしっかりと変えていかなければいけないんです。
ただ一応、一つ擁護するんであれば、こういう自民党の分配政治、利権誘導型政治も一部機能をしていた時代もあったんですよ。
30年前、40年前、まさに昭和の時代であれば、何らかの組織に所属をしていた方というのは、大体9割ぐらいいらっしゃったんです。
労働組合、町内会、自治会、婦人会あるいはPTA、こういう何らかの地域社会の組織に所属していた方というのは、昭和の時代90%ぐらいいらっしゃった。
だから補助金や助成金、公共事業で団体にお金をばらまいていけば、大体9割ぐらいの方に何らかの形で恩恵が行き渡る、そういう時代も確かにこの国にはあったんです。
ところがもう今は令和の時代です。この社会状況は大きく変わりました。
今何らかの組織に所属をしている方というのは、大体50%ぐらいしかいません。町内会入ってます?労働組合入ってますか?おそらく半分ぐらいの方しか入っていないんです。
だからこの時代、組織に半分の方が所属をしていない時代には、補助金や助成金、公共事業でお金をどれだけばらまいても、皆さんには恩恵が行き渡らないんです。
でもね、この時代の変化に日本の政治はついてこれなかった。
50%の人のために、組織に所属をしない、しがらみがない50%の人のために、政治や政策をやる政党がなかったんです。
50%を含む全ての人に、お金や票を持たない、子供たちを含む全ての人のために、政治をやる政党・政治家がなかったんです。
だから日本維新の会が生まれたんです。
私たち日本維新の会は、支持母体を持ちません。しがらみを持ちません。
50%の一部の業界団体、あるいは宗教団体、労働組合、こういう既得権組織ではなくて、今は票やお金を持っていないかもしれないけど、将来世代をしっかりと支えていく。
全体のために政治をするその唯一の主要政党が、私たち日本維新の会なんです。
このポリシーを貫くために、私たち日本維新の会は、結党以来、企業団体献金は受け取らない、特定の利権組織や労働組合、あるいは宗教団体、こうした利権組織から票やお金を取りまとめてもらわない。
このポリシーを貫いて、私たち日本維新の会は誰よりも厳しく、この政治と金の問題、自らを律して立ち向かってきました。
ところが自民党は全くの真逆です。
あれだけの裏金問題、脱税まがいの問題を起こしても、全く自民党は変わらない。
政治にはお金がかかるから、民主主義の多様性があるから、企業団体からお金をもらうことは全く問題ないんだと、そううそぶいてお金をもらってます。
本当にこれが正しい政治のあり方ですか。
企業団体にお金をもらって、その業界団体に、一部の人たちに、お金をばらまいてきた結果が、現役世代が苦しむ社会じゃないですか。子供たちが減り続ける社会じゃないんですか。
その結果、高齢者の方も不安を抱える社会じゃないですか。今のお金の流れは完全に間違ってきたんです。
そのことを政治家はみんなで認めて、みんなで変えていかなければいけないんです。
政治にお金がかかる。このことはね、私は一部嘘だと思います。真っ赤な嘘とは申しません。確かに政治活動にも選挙運動にもお金はかかります。
でも私音喜多駿、11年間おかげさまで、いま政治家をやらせていただいてます。
地方議員から1回落選を経験して、国会議員も含めて11年間、11年間で一度たりとも1円たりとも、業界団体、企業団体からお金をもらったことはありません。
それでも広く薄く、皆様方から少しずつご支援を集めて、11年間、地方議員、国会議員、その政党の政調会長までやることができています。
選挙にはお金がかかる。そうだとしても、本当に今の政治のあり方を変えたいなら。
子供たちのため、孫たちのため、予算のあり方を変えたいんだったら、歯を食いしばっても政治家は、企業団体、既得権組織から、票やお金を受け取らずに政治家を続けるべきなんです。
その当たり前のことを忘れてしまった裏金議員たち、脱税議員たち。
自民党には1回退場をいただいて、ぜひ私たち、日本維新の会に、次の世代の政治家に、新しい政治へ挑戦をさせていただきたいんです。
(中略)
私たちの世代で、今の古い政治を変えていくんです。
今回の選挙は、世代交代。古い政治、裏金政治、脱税政治、これを全部一掃させていただいて、新しい政治を作っていく。
その新しい社会、新しい世代、ぜひ皆さん応援してください。
私たち日本維新の会、今回は自民党、そして与党を過半数割れに追い込んで、政治の世界をしっかりと変えていく。これをね、私たち日本維新の会に、やらせていただきたいんです。
先送り政治、古い政治、どんなことがあっても、自民党与党が過半数を割らない。そう思われてしまったら、政治は変わらない。
政治をピリッとさせるためには、自民党に変わることができる、もう一つの大きな塊、もう一つの責任政党が必要なんです。
その可能性がある、私たち責任政党、日本維新の会。それを率いている共同代表の吉村洋文大阪府知事です。
高齢者の方々を敵に回したら大変なことになるんじゃないの。
そんな心配をしながらも、いや、子供たちのためだったら、将来世代のためだったら、人生の先輩たちも必ず理解をしてくれると、茨の道を突き進んで。
大阪で実際に子供たちへの徹底投資、教育の無償者、行政改革、経済成長、これを成し遂げた私達のリーダー、吉村洋文から皆様方にお伝えをさせていただきます。
(吉村共同代表の演説へ)
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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