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石破総裁は、国民を欺き「裏金・脱税隠し解散」に走るのか

日々のこと

予算委員会、最低でも党首討論は行ってから11月10日投開票で解散総選挙ではないかと思われていたのですが、にわかに石破内閣でも(小泉内閣と同様で)10月27日投開票で解散との観測が強まってきました。

最短のやつは本当に無茶苦茶。仕掛ける与党側はいいけど、野党側に十分な準備ができるわけもなく、行政も大変。

もちろん、この仮想スケジュールは小泉内閣を想定して野党側もしてきてはいます。

ただ、総裁としての心情・信条と内閣として本当に行う施策は異なりますし、それは所信表明や国会質疑を通じてしか確認できません。それこそが、総選挙における有権者の判断材料になるはずです。

それなのに、予算委員会は開かず代表質問すら短縮し、解散からわずか2営業日で公示を迎えるような選挙が、本当に有権者に十分な判断材料を与える、公正で誠実な選挙と言えるのだろうか。

前回の岸田総理の際に前例ができたからって、与党が勝ちやすいからといって、こんなことを慣例にして本当に良いのだろうか。

石破総裁自身も、これまで有権者に十分な判断材料を与えてから解散と繰り返し述べてきました。過去にはそもそも総理が独断で解散する「7条解散」封印論も唱えていたこともあります。

石破氏「7条解散」封印宣言 首相就任なら足かせ懸念
https://www.sankei.com/article/20200724-LPGONX5G7RKWTFNY37VTIXBFSI/

しかし、裏金問題の再発&支持率低下を恐れて、にわかに早期解散に傾きつつあるとの観測が流れている。まさに「裏金・脱税隠し解散」。

さすがに有権者も、そのような酷い誤魔化し・不誠実は見抜くのではないか。

石破総裁は自身の政治心情や過去の発言・民主主義の根幹である公正な選挙よりも、党利党略を優先するのかどうか、初手から重大なことが問われる局面です。

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もちろんこのような無茶苦茶かつ強引なスケジュールも、ルール上は認められています。何が悪いという意見はあるでしょう。

しかし、岸田総理の前例以前はそれが行われてこなかったのは、自民党にまだ良識と「反転可能性」を考慮する姿勢があったからです。

自分たちが野党に転落したときに、同じことをされたらどうなるか。選挙によって揺り戻しが起こる議会制民主主義では、「反転可能性」を多数派が考慮するからこそ、少数派へ配慮がされた理知的な意思決定プロセスが行われる。

これは民主主義が長年培ってきた「知恵」です。

ところが裏金・脱税問題に象徴された奢れる自民党は、もはやこの「反転可能性」を考慮する姿勢を失ってしまったように思えます。

そうした自民党の不誠実かつ傲慢な姿勢こそ、石破茂新総裁がかつて党内野党として否定してきたものではなかったのか。

しっかりと見定めさせていただき、どんな結論になろうとも迎え撃ちます。

1日(火)首班指名・組閣
4日(金)所信演説

7日(月)衆代表質問
8日(火)参代表質問
↑代表質問を3日間から2日間に減らす(減らすの?!)

9日(水)衆参予算委or党首討論の後、参で継続調査手続してから解散
↑解散から公示まで平日2日間(たったの!?)を確保

15日(火)公示
27日(日)投開票

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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