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高市早苗氏の政策パンフ郵送問題 – 総裁選の公平性と結果の正統性への懸念

日々のこと

自民党総裁選を目前に控え、高市早苗候補による政策パンフレットの党員への郵送が注目を集めています。

この行為が党の規定に抵触する可能性が指摘され、総裁選の公平性や結果の正統性に関する議論が巻き起こっています。

まず強調しておきたいのは、現時点では事実関係が完全に明らかになっているわけではないということです。そこは冷静に、事実関係を精査していくべきです(調査の結果、シロとなることも十分にありえる)。

一方で現時点では、自民党が総裁選の公平性を確保するために候補者による個別の政策資料郵送を制限しているという背景を考えると、今回の行為が規定に抵触する可能性はまだ残っているでしょう。

こうした疑念が解消されずに残されたまま総裁選が進行し、結果が出されることには大きな懸念があります。

仮に高市氏が勝利した場合、この問題が尾を引き、内外から結果への不満や批判が噴出する可能性があります。それは、新しい党総裁、そして潜在的な次期首相の立場を不安定なものにしかねません。

また、敗れた候補やその支持者からも、選挙の公平性に疑問を呈する声が上がる可能性があります。これは党内の団結を損ない、次期総裁の求心力低下につながりかねない問題です。

さらに、この問題は自民党の党内ガバナンスに関する疑問も提起しています。規定の解釈や適用に曖昧さがあるのであれば、それは早急に是正されるべきでしょう。

私たち政治家は、常に高い倫理観を持ち、公正な政治プロセスを守る責任があります。それと同時に、疑念が生じた際には、事実関係を明確にし、適切に対応する必要があります。

総裁選の選挙管理委員会には、この問題について迅速かつ透明性のある調査を行い、結果を公表することが期待されます。

総裁選は日本の将来を左右する重要な過程です。その過程自体に疑念が残るようでは、選出された指導者の正統性に影を落とし、結果として国家統治の安定性を損なう恐れがあります。

我々政治家は、常に国民の信頼に応える行動をとらなければなりません。この事態を重く受け止め、私たちもこうした自体を他山の石として、公正で透明性の高い政治プロセスの実現に向けて努力を続ける所存です。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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