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「品位保持規定」だけではポスター愉快犯は防げない。新たな指針策定を急げ

日々のこと

与党からの呼びかけで、公職選挙法改正についての与野党初会合が開催され、党を代表して参加しました。

選挙ポスターのあり方めぐり 公選法改正で与野党協議始まる
https://x.com/nhk_news/status/1831206568639214023

与党から提示された公選法改正項目は「公営掲示板ポスター」に関わる部分オンリー。

まず緊急性の高いものから対応する方針は理解するものの、それならば選挙妨害についても今回の法改正に含めるべきだし、中長期的には抜本的な公選法改正も視野に入れて動くべきと申し上げ、

同様の意見が野党サイドから複数出され、その点は概ねコンセンサスが取れたと思います。

そのうえで、今回の与党提案について(添付画像)。

メインは公営掲示板ポスターについて、「品位保持規定」を努力義務として追加するというもので、現在もすでに存在する政見放送に対する規定を準用する(ので立法的にも無理がない)という考え方は一定理解できます。

しかしながら、

・すでに品位規定がある政見放送ですら、品位が守られている、適切に管理できているとは言えないこと
・NHKが放送前に最低限のチェックができる政見放送と異なり、取り締まりや適法判断がさらに難しいこと
・そもそも表現の自由を狭める規制強化にもなりかねないこと

などの懸念があり、品位保持規定をただ規定するだけではあまり意味がないか、マイナスになりかねない(今回のように「確信犯」でやっている相手にも効果がない)。

やはりポスター掲示板を利用した悪意を防ぐには、目立てるというインセンティブを提言させるために

・公営掲示板をデジタルサイネージ化を可能とする
・掲示板の数そのものを大幅に削減していく

等を同時に規定する(※ともに法改正が必要な項目)ことが望ましいのではないかと、維新としての意見を述べました。

今日は各党が自由に意見を述べて持ち帰りという形になり、どこまで合意が取れるかは不透明ながら、時代に即した高専法改正ができるように引き続き協議を重ねていきます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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