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分かれる総裁候補たちの「裏金議員」への対処。もっとも刷新してくれるのは誰だ

日々のこと

やはり自民党総裁選においては「裏金議員」への対応が一つの焦点になりそうです。

今のところ名乗りを上げている予定候補の中では、

小林鷹之氏 裏金議員に寛容(安倍派にも活躍の機会をあたえるべきと発言)
石破茂氏 裏金議員に厳しい(公認の見直し議論)
河野太郎氏 裏金議員に厳しい(不記載額の返還を求める)

と対応が分かれています。

裏金に厳格な姿勢を見せれば、おそらく刷新に期待する党員票は増える一方、最大人数の安倍派という国会議員票を根こそぎ失うというトレードオフの構図です。

石破さんはもともと国会議員に仲間がいないポジションですし(苦笑)、河野太郎さんは裏金に一切関与がなかった麻生派だったからこそ取れる姿勢だと言えますが、案の定党内では早くも批判の嵐となっているようです。

こうなると今後に続く後発組、特に刷新の顔となる小泉進次郎氏がどちらよりの姿勢を取るのかが非常に注目されます。

小泉進次郎さんの後ろ盾は言わずとしれた菅義偉さんであり、菅義偉さんの姿勢からすれば裏金議員には厳しくアタックをすることも考えられますが、小泉進次郎さん自体は調和型の人材です。

リスクをとって裏金議員に厳格に対処することはなさそうな気が、個人的にはしています。

お父さんの小泉純一郎さんは「自民党は改革政党だ。郵政民営化に反対する議員は1人たりとも公認しない!」と断言して、旋風を巻き起こしたのですけどね。

自民党の体質が変るのかどうか、総裁選の試金石として引き続き注視していきます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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