日銀が金利の引き上げを決断してから、為替や株価が非常に大きく動いています。
もちろん金融政策で為替・株価のすべてが決まるものではありませんし、今の金融政策は誰がやっても困難な局面です。結果はもう少し見定める時間が必要ですが、私は金利引き上げは少し時期尚早ではないかと感じていました。
杞憂に終わればよかったものの、株価は大きく下落。時同じくして注目されていた米国の雇用統計でも米国景気後退のシグナル(失業率増)が示されたことの影響が大きいです。
これから米国≒世界経済が後退していく恐れもあり、その場合、このタイミングでの我が国の金融・財政引き締めは痛手になる可能性があります。
過去を見ても、ようやく景気回復・経済成長の局面に入ったかというところで消費増税などの引き締めを行ったことで、「失われた30年」へと繋がってきた側面は否めません。
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8月2日現在で、ついに日経先物が35,000円を切り、為替は147円を割り込みました。この急激なナイアガラは、どこまで日銀総裁のシナリオ通りなのか。
「黒田路線の継承」と行っていた上田総裁ですが、路線変更は今回の決定で明確になりました。米国経済を睨んで難しい舵取りが続きますが、金融政策はあくまでサブ。
我が国にとって重要なのは経済成長に必要な規制改革が進められるかどうかで、その時間的猶予は先延ばしにすればするほど失われていきます。
ライドシェア解禁すら踏み込めなかった岸田政権に期待できることは多くありませんが、我が党としても必要な提案を強く続けていきます。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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