30日はIPACサミットのメインとなる1日でした。
IPAC総会のメインコンテンツが終了しました。我々日本チームは9人が役割分担をして、マグニツキー法や経済安保について日本の最新状況をプレゼン。1人2分以内という持ち時間でしたが、私はアイスブレイクと(笑)、ジェノサイド条約の批准について担当しました。万博もさりげにアピール🔥 pic.twitter.com/zuU9gChoGe
— おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) (@otokita) July 30, 2024
史上もっとも多くの各国議員が台湾に結集したとあって、予想以上に多くの日本メディアも記事として取り上げています。
対中国会議員連盟が台湾で総会 頼清徳総統「民主主義のパートナー守る」(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20240730-5UHTTT2UJVIOZLCYNFAIQ2QIOQ/
台湾の頼総統「中国は世界の脅威」 対中国際議連で講演(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM29ADJ0Z20C24A7000000/
>日米欧やオーストラリアなどの議員で構成する「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」は30日、台北市内で年次総会を開いた。講演した台湾の頼清徳(ライ・チンドォー)総統は「中国の脅威は世界にとっての脅威だ」と語り、民主主義陣営の結束を呼びかけた。(中略)
>AP通信などによると、中国は少なくとも6カ国の議員8人に対し、総会に参加しないよう要求した。ボリビアやコロンビア、スロバキアなどの議員を含むという。台湾の外交部(外務省)は「中国の圧力を強く非難する」と抗議した。
(上記日経新聞記事より抜粋)
頼清徳総統も出席してスピーチを行った他、サプライズとして台湾のIPAC正式加入が発表されました。これでIPACに加入した国は40ヶ国となり、中国共産党への危機感が各国に共有されつつあります。
上記の記事にもある通り、今回は特定の数カ国に対して事前に中国政府から圧力があり、残念ながら公式参加を見合わせた議員もいます。
民主的な手続きを経て選出された世界の議員に対して、海外政府が圧力をかけるなど決してあってはならないことで、強く抗議の意を示すものです。
今回のIPAC総会では台湾の国連組織への加入を促す決議等も採択され、実り多きものになりました。
私が予算委員会に初めて登壇し、最初に安倍晋三元総理に対してぶつけた質疑が「台湾のWHO加入」についてだったことを感慨深く思い出します。
今回は日本からも与党議員が3名参加し、さらに強い連帯を示すことができました。次の臨時国会でも台湾、そして世界で生じている人権問題について、日本政府が積極的な姿勢を示すよう強く提案を続けていく次第です。
(チームジャパン & IPAC事務局長ルーク・ド・プルフォード)
最後に、日本チームのリーダーである中谷元・元防衛大臣が、IPACを代表して記者会見で読み上げた総括スピーチを掲載しておきます。
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IPACは、集まり、情報共有し、学び合う集団にとどまりません。IPACは行動する集団です。
多くの政府が、いまだ北京の挑戦に立ち向かうことに消極であったとしても、私たち議員は黙って見過ごすことはできません。
私たちの経済的利益と民主主義がもたらす自由を確保すべく、協力して行動しなければなりません。
そのためには、基本的な国際秩序を維持しなければなりません。
すなわち、北京に海洋法の尊重を訴え、海峡両岸の安定を維持しなければなりません。そして、台湾の地位に関する国際法の歪曲を止めなければなりません。
IPACが今日、決議案モデルを採択したのはそのためです。
中国政府による国連決議2758の歪曲を断固として拒否するよう、私たちは各国政府に働きかけます。帰国後、このIPACの決議案モデルをもとに、各国において決議を成立させるため動きます。
ルールに基づく国際秩序の保持は私たち共通の責任です。
台湾が苦労して勝ち取った民主主義は、台湾の経済的重要性にかかわらず、国際的な支援に値しますが、台湾とその周辺海域が、世界の貿易供給システムの中心的な結節点であることは事実です。台湾の安定と繁栄は、私たちの日常生活、豊かな生活と地続きなのです。
また、IPACは、私たちの経済圏において台湾が果たす重要でかけがえのない役割への認識を引き続き高めていきます。
間違いなく、両岸の緊張の激化は、民主主義政府の大きな政治的失敗を意味するだけでなく、世界中の何百万という家庭に苦難をもたらすでしょう。
私たちIPACはこの失敗を防ぐため、全力を尽くす決意です。
各国政府が北京の脅威を真剣に受け止めず、国民に大きな代償を払わせるような事態を許しません。
自由と・人権・法の支配は、政治体制を問わず、洋の東西を問わず、普遍的な価値です。IPACはその普遍性を体現し、この普遍性こそが私たちの強みです。ここ台湾で、私たちは、この普遍的価値を毀損するいかなる中国の試みをも抑止することを誓います。
違いを超えた私たちの連帯があれが、それは必ず実現できるはずです。
ご清聴ありがとうございました。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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