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いわゆる「AV新法」施行から2年。失われた仕事、加速するアングラ化。今こそ法案改正のとき

日々のこと

今日はいわゆる「AV新法」改正のための陳情に、女優の綾瀬麻衣子さん、佐々木咲和さん、SODクリエイト社長の野本さん、そしてテリー伊藤さんが来て下さいました。

いわゆる「AV新法」については、これまでルール化されていなかった部分を明確にした点で一定の功績はあったものの、当事者の声を無視して過剰な規制を強いたことから、様々な歪みが生まれました。

これはある意味で「予測されていたこと」で、特に出演規制が厳しくなりAV製作が有意に減ってしまったことから出演者の仕事がなくなり、仕事を失った出演者は非合法作品や売春に向かい…と急速なアングラ化が進んでいます。

こうした議員立法に拙速に賛成してしまったことは間違いであったと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

日本維新の会は同法施行後まもなく、この法律の致命的な欠陥に気づいて検証チームを発足、2022年秋の臨時国会に議員立法で改正案を提出しました。

しかし力及ばずで審議されることなく、現在に至っています。

まもなく「AV新法」施行から2年が経過します。この法律には2年以内を目処とした見直し条項が付いているものの、見直しの機運は高まっていません。

第四条 
この法律の規定については、この法律の施行後二年以内に、この法律の施行状況等を勘案し、検討が加えられ、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとする
 前項の検討に当たっては、性行為映像制作物の公表期間の制限及び無効とする出演契約等の条項の範囲その他の出演契約等に関する特則の在り方についても、検討を行うようにするものとする。

このままでは「検討したけど必要な措置はなかったんだよ」といって改正がスルーされてしまう可能性が極めて高いです。

当事者からの悲痛な声も受けて、維新としてはいま一度、各党に見直しを呼びかけていきたいと考えています。

また具体的な改正方向のたたき台として、以前に出した議員立法の内容もブラッシュアップをしていく所存です。法案の内容が固まりましたら、また皆さまにもご報告・共有していきます。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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