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自民党の党内調査がザル過ぎる。悪質脱税の時効である7年前まで遡って調査・徴税を行うべき

日々のこと

盛山文科相が、自民党がかつて行った調査結果に反して、旧統一教会から総選挙で推薦・応援を受けていたという事実が大きく報じられています。

このことをもって文科相を辞任すべきかどうかという点については、まだ情報が少ない現時点では判断を留保しますが、とにかく自民党の党内調査が適当すぎるということは間違いありません。

今回の裏金問題でも、自民党が党内に配布したのはペラ一枚のアンケート。

「派閥による政治資金パーティー」と対象を狭く絞った上、記載漏れを「なかった・あった」で選ばせて、あった場合はその金額を5年分書かせるだけ。

なぜ記載漏れが起きたのか、そして記載漏れしていたお金は何に使われていたのかなど、知りたいこと・知るべきことを聞く項目は一切なし。

完全な自己申告でしかなく、これではまた旧統一教会アンケートのようなヌケモレが発生します。

いやいや、このアンケートを元にヒアリングも行うのだと主張されるのでしょうけども、その調査も所属議員が主体で弁護士が言い訳程度に同席するだけ。

本気で原因究明・再発防止をするつもりなら、外部有識者で構成された第三者機関を作って調査・ヒアリングを行うべきでしょう。

残念ながら裏金脱税議員たちは揃いも揃って記載漏れのミス→収支報告書の訂正でお茶を濁し、誰も責任を取るつもりも、追加納税を行う気もさらさらないようです。

しかし、1万歩譲って過去3年分は収支報告書が訂正できたとしても、残り2年分は脱税確定です。

さらに悪質な場合、脱税の時効は7年まで延長可能ですから、少なくとも7年前の「記載漏れ」まではきっちり調べて脱税分を申告・納税するべきではないでしょうか。

明日以降も続く予算委員会で、こうした点についてもしっかりと追及し、国税局の動きを促します。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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