こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
怒涛の一週間でしたが、予算委員会の質疑が終了しました。
・現役世代の社会保険料負担が高すぎること
・後期高齢者医療制度を見れば明らかな通り「給付と負担」のバランスはすでに崩壊していること
・日本の社会保障制度は高齢者に手厚く、現役世代に薄いこと
・そのせいで子どもたちの貧困率が解消しない「再分配の逆転現象」すら起きていること
などをストレートに指摘し、総理や武見敬三大臣は慎重に言葉を選んでいましたが「(現役世代の)過度な負担をやわらげる」など、いくつか大事な答弁がありました。
子ども子育て拠出金や各種の「支援金」「協力金」など、事実上の税金なのに複雑な名目で現役世代や企業に負担を押し付けるのはやめるべきという提言については、総理から予想以上に改善に向けた前向きな答弁も。
また、湿布などの市販薬に保険適用することで、過度な処方と利用を招いているという点については、審議会の議題で取り上げられていることでもあり、早期の結論(見直し)を出すことを引き続き要望していきたいと思います。
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結果的にニュースになったのは、総理の給与アップ法案についてばかりというのがまあ悲しい現実ではあるのですが(苦笑)、
岸田総理、給与アップ指摘に「国民の不信を招かないように努力」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6466e958688938c2ade18d6c467fac5c34037c0
今回は現役世代の皆さまはもちろん、高齢者の方からも「改革をしないと若い世代が潰されてしまう」と応援の声をいただきました。
もちろん批判や心配の声も大きかったですが、世代間格差の是正と社会保障制度の大改革は政治が避けて通れない課題です。
思え出せば10年前(チラシの写真が若い…!)。
私が初めて作ったチラシのメインテーマがまさに「世代間格差」でした。若い世代は損をしている、投票に行って政治を変えようと。
2010年前後は「世代間格差ってなんだ」という本も出版され、政治界隈では世代間格差是正について盛り上がりを見せていました。
この時期に「みんなの党」などの第三極から出馬した若手政治家たちは、大なり小なり、この課題意識をみんな持って政界に挑戦していたと思います。
しかし正面から世代間格差の是正を訴えれば、大きな批判にぶつかる。「世代対立を煽るな!」と怒られる。選挙ではずばり票にならない。
結局、当時の志を持っていた仲間たちは一人、また一人と選挙に破れ、あるいは変わらない政治に絶望して政界を去っていきました。
そうした中で、私自身も少し「世代間格差」というテーマから、無意識のうちに距離を取っていたのかもしれません。
もう一度、やろう。
正面からぶつかろう。
29歳だった私も40歳になり、自分が子どもを持つ立場になって、ますますこの国の社会保障制度の持続可能性と現役世代の過剰負担に対する問題意識は高まるばかりです。
私はこの課題を解決するために、政治の世界に来たんじゃないか。
その原点に立ち戻り、逃げることなく社会保障制度・医療制度改革に引き続き取り組んでまいります。
ぜひとも動画の拡散やチャンネル登録、Twitterフォローで応援いただければ嬉しいです。
それでは、また明日。
-以下、質疑で使ったパネル資料を取り急ぎ掲載-
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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