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都議会の一時代の終焉。そして欠員が多すぎる実態が表面化…

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

自民・都連幹事長の高島直樹氏が死去 73歳 都議6期目
https://mainichi.jp/articles/20231002/k00/00m/040/087000c

高島直樹都議会議員の訃報を目にして、本当に驚きました。つい先日まで活動されていたという話も聞いていたので、急すぎると。。

「都議会のドン」と言われた内田茂氏が亡くなった後、「二代目・都議会のドン」などとも称されるほど、都議会において圧倒的な存在感を誇った高島直樹都議。

まさに「親分肌」といった風格で、都議会議員時代は党派は違えども様々な場面で叱咤激励やアドバイスをいただいたことは忘れられません。

心よりお悔やみを申し上げます。

都議会127議席のうち、約4割の55議席前後を自民党が占めていた時代に活躍した大物自民党都議たち(内田茂・山崎孝明・高島直樹氏)が次々に去り、一時代が終わったな・変わっていくのだな…という一抹の寂しさを感じつつ。

いま表面化しているのは「都議会にいくらなんでも欠員が多すぎ問題」です。

今月行われる立川市の都議補選で少し回復するとはいえ、現在、都議会の欠員はなんと二桁の10議席。127議席の約1割が欠員状態で、秋の定例会が滞りなく行われ続けています。

都議会は1965年に解散しているため、選挙の時期が統一地方選と丸2年ずれており、構造的に「欠員が出やすい」ことになっているのは事実です。

私の過去記事に詳しい。過去の自分GJ。

都議の選挙区は多くの場合でその自治体と重なること・都政への太いパイプを持つことから区長・市長(の選挙)に親和性が高いことも、任期途中退任→別の選挙に打って出る理由につながっています。

私自身もまさにそのパターンで区長選に出て任期途中の辞任をしているのであまり偉そうなことは言えないのですが、こうした事情に加えて、シンプルに都議会議員の数が多すぎるということは認めた方が良いと思います。

人口比とか予算規模などの数字を並べたとしても、実態として127名いる都議のどれだけがきちんと忙しく働いているのか。

私の実感としても、その職責や業務量に対して都議会議員の数は明らかに過剰です(もちろん、真面目な都議たちは本当に多忙を極めるほど働いていますが、二極化が激しい)。

「これだけ数がいるのだから、一人くらい辞めても問題ないだろう」

という意識が、欠員をつくる都議側にないといえばそれは嘘だろうと思います。そして実際、10名もの欠員が出ても、都議会では粛々と定例会が行われているわけですね。

こうした実態に基づき、都議会の定数は少なくとも即座に1割カットできるし、3割くらい定数削減してもなんら支障は生じることはないでしょう。

維新は引き続き都議会でも大幅な定数削減を主張してまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 40歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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