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極めて難しい局面を迎える金融政策の舵取り。日銀総裁人事はできる限りオープンな場で議論を

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

日銀がイールドカーブ・コントロールの見直し等を表明してから、金融市場は不安定な局面が続いています。

日銀の国債購入は過去最多を更新し、今日明日の金融政策決定会合ではどのような変更が行われるのか(あるいは行われないのか)に注目が集まっています。

誰がどうやっても難しい局面ではありますが、やはり前回の政策決定会合の「サプライズ」、事実上の利上げが負の側面を落としている感は否めません。

政府与党の金利の利上げ・見直し圧力も相当にあるのではないかと推察しています。

日銀正副総裁人事案、2月10日に国会提示で政府調整と関係筋-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-17/ROLSOADWRGG001

そうした中で、まもなく任期を迎える黒田総裁の後任人事についての報道が出始めました。2月初旬には国会に提示ということで、内々の人選がほぼ完了したものと見られます。

おそらく現在の岸田内閣の路線(緊縮・金融引き締め)に親和性の高い人選が進んでいるのだろうと思っているのですが、人選以上に問題だと思うのはやはりこのプロセス。

国会承認が必要とはいえ、行われるのは採決のみ。採決前の国会質疑で政府に答弁を求めても「人事については、個別具体的な答弁は差し控える」などと言われて交わされてしまい、その人物の適正性について建設的に図ることは困難です。

以前から申し上げている通り、日銀総裁ほどの人事であれば、候補者を国会に招いての公聴会などを行うべきではないでしょうか。

少なくとも、今の政府の手法はあまりにもブラックボックスで、前回の日銀審議委員の承認の際も、1名ついては政策的主張を確認できるデータがほとんどないままに採決が行われる有様でした。

いずれにしても明日18日は、黒田総裁体制で行われる最後の金融政策決定会合。

その内容に注視するとともに、次なる日銀総裁の人事・決定プロセスについても政策提言を続けてまいります。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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