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小池百合子知事が公務復帰報道も、モチベーションに懸念。東京大改革と都政はどこに向かうのか

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

体調面で様々な噂が乱れ飛びつつも、小池百合子知事の21日からの公務復帰が発表されました。

まずは復帰ができる程に回復されて何よりですし、無理が出ない範囲で少しずつ公務に取り組んでいただければと思っています。

小池知事の容態が実際のところはどうなのかはわかりませんが、私が懸念しているのはモチベーションの部分です。

都政に戻ってきた小池知事に目指すもの、本当にやりたいことはあるのかな…と。

小池知事の一期目、特に前半は本当に闘いの連続でした。抵抗の大きかった受動喫煙条例を押し通し、一社入札制度を変更し、オリパラ会場の見直しに着手し…。

すべてが上手くいったわけではもちろんありませんが、都政改革本部に多くの実績がある上山信一先生を招聘して、本気の「改革」に挑んでいたことは事実です。

失速気味だった一期目後半もなお、コンセッション方式の導入着手や工業用水道廃止など、世論を二分とはいかなくても、業界から抵抗が出るような改革にもまずまず取り組んでいたと思います。

しかし、二期目の小池都政はどうでしょうか。

コロナ対応である意味では糊塗されていたものの、そのコロナがいったん落ち着いた今、さて都政で何がしたいのかと問われた時に、小池知事や都民ファーストの会に答えがあるのでしょうか

小池知事は衆議院選挙に出たかったのだろうし、様々な情報を総合すると、最後まで出馬の可能性を模索していたと思います。

総理になるという目標が潰えて、都知事としての任期だけが目の前に残った時に、彼女のモチベーションはプツンと途切れてしまったのではないか。

私には、どうしてもそんな懸念を拭うことができないのです。

言うまでもなく、財政的に豊かな東京都とはいえ、改革の余地は無数にあります。あるいは大胆にエッジを効かせて「子育ての完全無償化都市」などのコンセプトを追いかけることだって出来る。

戻ってきた小池知事には、コロナ対策だけではなくもう一度、東京大改革の夢を見せて欲しい。「これぞ小池知事」という闘いに挑んで欲しい。

心からのエールを送るとともに、東京維新の会としてもまだ果たされぬ改革に向けて政策提案を続けていきます。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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