週末なので雑談チックです。
先日、ある若手の国会議員さんとお話をしていまして。
彼はときどき私のブログを見てくれているそうなのですが、
「いいなぁ、オトキタさんの都議会は。色々と出来そうだし、何より楽しそうで…」
なんて言われました。
こちらから見れば、
「いいなぁ、国会議員なんて!国の法律を動かして、やりがいもあるだろう…」
なんて思うのですが、隣の芝は青いというやつですかね(;・∀・)
でも、楽しそうに色々とやってるように見えるのはいいことです。
そこで、話題になったのは「地元組織」「後援会」の維持管理について。
政治の世界では
「金帰火来(きんきからい)」
なんて言葉があるのですが、これは国会の開会中の国会議員は
金曜日の夜に地元に帰ってきてめいっぱい地域周りをした後、
議会が再開する火曜の朝に東京に戻ることを言います。
地方出身で、固い地盤を引き継いで国会議員になった彼は、
金帰火来どころか隙あらば後援会や地元のために戻っているそうです。
こと選挙ともなれば最強の集票組織と化す「後援会」ですが、
平時の際は(こういう言い方もアレですが…)維持管理コストが非常に高い存在です。
週末は地域のイベントに顔を出して、
定期的に「国会見学バスツアー」や「○○くんを励ます会」を主催し、
後援会メンバーの冠婚葬祭には極力参加する…。
これに少しでも手を抜けば、
「あいつは最近なにをやってるんだ」
「選挙の時しか顔を出さない」
「活動が見えてこない」
なんて具合になります。
その点、ネットを中心にサポーターを集める
僕のようなタイプだと、ブログやSNSを小まめに更新することこそが
何よりの「活動報告」になっており、維持管理コストは低めで済みます。
ただもちろん、若い層にしかリーチできないことや、
選挙となれば地上戦で脆弱性を発揮するなどの欠点もあります。
人によっては
「ブログなんか更新するより、顔を出す方が好きだし楽だ」
という政治家さんもいらっしゃるでしょう。
そこらへんはまあ、人それぞれです。
しかしながら、
「最近は後援会の高齢化が進んで、とにかくお葬式ばかりで…」
と頭を悩ませる議員さんの姿を見ると、
後援会と政治家の関係ってなんだろうなーと考えざる得ません。
本来、政治家を「後援」する組織は
「地元のことは心配するなよ。気兼ねなく政策・議会活動をしてくれ!」
と言わんばかりに政治家をバックアップすることが、その存在意義のはずです。
ところが日本における「後援会」は、あまりに選挙オリエンテッドになっているために、
最強の集票組織であるとともに最大のしがらみになっています。
国会や議会で政策立案をして成果を出すよりも、
地元のために何をしてくれたか、どれだけ自分たちのところに
顔を出してくれるかで応援する政治家を評価してしまう…
どんなに能力ややる気がある政治家でも、身体は一つ。
その政治家を「後援」すると決めた方々には、ぜひとも
政策立案や議会活動など、本来の活動を見て判断して欲しいものです。
そんなわけで、オトキタの後援会はバスツアーも励ます会もやらないのですが、
(というより未だに「後援会」と言えるほどの組織がないのですが…)
タウンミーティングは今年から積極的に行いますよ!
4月20日(日)10時より、北区は北とぴあにて開催予定です。
区外・都外の方でもお気軽に参加できますので、ご興味のある方は
ぜひ予定を空けてご参加くださいませ。
詳細はまた追って、ご連絡させていただきます。
それでは、今日はこの辺で。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
twitter @otokita
Facebook おときた駿
Instagram @otokitashun
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