こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
【速報】
前法務大臣の河井克行容疑者と妻で参議院議員の案里容疑者が逮捕された選挙違反事件で、東京地検特捜部はさきほど、2人を起訴しました。 pic.twitter.com/KAowK0pbmA— 日テレNEWS / 日本テレビのニュース・速報 (@news24ntv) July 8, 2020
ついに元自民党・河井夫妻が買収疑惑で起訴されることになりました。
もちろん推定無罪は大原則ですが、説明責任を果たさず国会の欠席を続けていたお二人にはすでに議員を続けられるとは思えず、早急に司法判断がくだされることを望みたいところです。
一方で現在の報道によると、多くの政治家・議員を含むお金を「受け取った側」は起訴されない方向であるとされており、強く疑問を覚えざる得ません。
公職選挙法では、買収に加担すれば配った側も受け取った側も罪に問われると規定されています。
もちろん配った側の方が罪は重いとはいえ、受け取った側をきちんと処分しなければ、いつまでたってもこのような選挙買収はなくなりません。
すでに青山まさゆき議員が指摘しているように、過去には少額であっても恣意的に受領側を起訴したことがあるにもかかわらず、今回は「司法取引」が疑われる展開で起訴を見送っている検察にも、その情報をリークされて無批判で報じているように見えるマスコミの対応もおかしいと思います。
朝日と検察のどっぷり癒着
https://ameblo.jp/masayuki-aoyama/entry-12609514333.html
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いまだに夏祭りなど地域行事を回ると、都内であっても
「あれ、手ぶらなの?」
「こういうとき、政治家は寄付金をもってくるものだよ。気が利かないね」
などと言われることがあります。こうした「慣習」をなくすためには、「受け取る側」も犯罪なのだということをきちんと示していかなければ難しいのではないかと肌で感じています。
一方で、そもそも菅原一秀議員の起訴が見送られたように、配っている側すらきちんと処分されない現状では、それを受け取っている側の話などずっと先の話なのだろうと絶望感も覚えます。
「やったもの勝ち」「配ったもの勝ち」「もらったもの勝ち」
になりがちな公職選挙法。法律に書いてあることが「運用」で捻じ曲げられる実情について、どうすれば立法府の立場から是正していくことができるのか、今回の件を重く受け止めて問題提起をしていきたいと思います。
(動画でも解説しました)
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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