こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日まで熱戦が繰り広げられていた、目黒区長選挙の結果が出ました。
目黒区長選、現職の壁はやはり厚かった。しかし維新のたぶち正文候補、大健闘でした。ご支援を頂いた皆さま、本当にありがとうございました。この闘いを次に必ずつなげます。
青木:30,178
山本:26,908
田淵:18,588
(11:00現在、未確定)#目黒区長選挙 pic.twitter.com/tcMXocmkT9— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 19, 2020
維新が公認した「たぶち正文」候補は、残念ながら惜敗という結果になりました。
ご支援いただいた皆さまに心より御礼を申し上げるとともに、力不足をお詫び致します。
しかしながら、この選挙では驚きの誤算が2つありました。
緊急事態宣言中にもかかわらず、投票率UP
目黒区長選の投票率、前回から約6%アップの33.33%!緊急事態宣言下での投票率向上もすごいけど、このゾロ目もなんだかすごい。さて、投票率の上昇により、現職にはどんな審判が下されるのか。投票率の向上は、一般的には新人候補有利に働くはずだが…https://t.co/XpodiBDAzl pic.twitter.com/KTPstXVquC
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 19, 2020
外出自粛が呼びかけられる中の選挙、投票率は「低下」が予想されてましたが、なんと6ポイント以上のアップとなりました。
やはり、結果が見えている一騎打ちではなく、複数の有力候補が出馬したことと、現職の多選やコロナウイルス対策へ有権者の「危機感」が高まっていたことが要因ではないかなと思います。
「維新」公認候補の大健闘
手前味噌ながら、「維新」の看板を背負った候補が2万票近く得票することは、おそらく多くの人が想定してなかったのではないかと思います(私も含めて…)。
選挙戦中はそれなりに手応えが感じられたものの、首長選挙というのは「無所属」同士の闘いになるというのが通例です。
参考過去記事:
首長(知事)はどうして「無所属」なのか? (2014年の記事…懐かしい。。)
https://otokitashun.com/blog/column/4023/
無党派層からの票もかき集めなければいけない首長選挙では、「政党色」をつけることはマイナスに働きます。
なので自公推薦の現職も、野党統一の対抗馬も、セオリーに則って表面上は「無所属」であることを打ち出していました。
そうした中で、しかも東京で、「維新」という政党名を背負っての2万票弱。
2019年参院選で維新が目黒区で獲得した票数(比例票)は約11,000票、「音喜多駿」の票数は約12,500票。
しかもその際の投票率は約52%ですから、投票率33%でこの得票数は昨年の記録を大幅に上回りました。
現職区長と、トップ当選の区議。そこに大政党と組織がバックについている相手に、ど新人がもっとも遅い出馬表明でこの結果は、まずは大健闘と言って良いのではないかと思います。
“政党支持率は自民29%(前回33%)▽日本維新の会6%(4%)▽立憲民主5%(9%)▽公明5%(4%)▽共産2%(4%)▽国民民主1%(1%)--など。「支持政党はない」と答えた無党派層は43%(40%)だった”>新型コロナ対応「評価しない」53% 内閣支持率41% 毎日新聞 https://t.co/lwnXZDkvJZ
— 米重 克洋 (@kyoneshige) April 19, 2020
一回の世論調査に一喜一憂するわけにはいきませんが、産経新聞に引き続き毎日新聞でも、維新が野党トップの支持率を記録しています。
我々の努力次第でこの党勢を維持・拡大できれば、来年の都議選では3~4人区でも当選者を出し、二桁の都議会議員を誕生させることも充分に視野に入ってくるはずです。
もちろん今の党勢は、吉村府知事を始めとする首長たちが結果を出してくれているからもたらされているもの。
国会議員団としても、そして東京維新としても、都民・目黒区民の期待にこたえられる政策活動ができるよう、気を引き締め直して尽力して参りたいと思います。
■
それにしても。
私自身、昨年北区長選挙に挑戦したのでつくづく感じますが、本当に特別区の現職区長は手強いな…と。
野党統一の女性候補も、政策通で候補者の質としては非常に高かったものの、それでも届かなかった。
多選区長の再選は望ましいことではない反面、革新区政の誕生を防げたという点では前向きな部分もあり、色々と心中は複雑な結果です。
しがらみのない改革派の首長が都内に誕生するのは、果たしていつの日か…。
その初めての首長が維新、またはあたらしい党から輩出される日を目指して。
東京・目黒区長選の開票作業。新型コロナウイルス感染防止のため、マスクに手袋を着用して投票用紙をまとめていました。(中)https://t.co/A9bLGfaxbQ pic.twitter.com/N2VS1DIwDf
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) April 19, 2020
感染症が猛威を振るう中、選挙事務に携わった職員・関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。
今回の選挙によって、感染拡大が発生しなかったことを祈るばかりです。状況による選挙の延期と、ネット投票の導入は引き続き強く主張をして参ります。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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