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あわや国会がストップ?!立憲民主党議員の「セクキャバ騒動」の何が問題だったのか

日々のこと

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

週刊誌報道はあまり取り上げない所存なのですが、本人も行為を認めて離党届⇢除名処分というスピード展開になったので、本件に少しだけコメントします。

緊急事態宣言後にセクキャバ遊興の高井議員を立民が「除籍」処分
https://www.sankei.com/politics/news/200415/plt2004150013-n1.html

前提として、国会議員と言えどプライバシーはありますし、平時であれば「趣味の話」で特段に問題視することではないと思います。

お店でも言動を含めて、平時であればガハハと笑い飛ばしておけばよろしい。

しかし、高井議員が歌舞伎町に遊興しにいったのは4月9日。緊急事態宣言が正式に発令されたのは4月7日であり、これは想像以上に深刻な問題であると言わざるを得ません。

まずはもちろん、都知事が特に自粛を要請した「夜の繁華街」に出かけたことです。

国民・都民の皆さまが四苦八苦をしながら外出を減らし、行きたいこと・やりたいものを我慢している最中に公人がそんな真似をすれば、「なんだ、自粛と言ってもこんなもんか」という負の啓発活動になってしまいかねません。

とりわけ高井議員は報道にもあったように、国会質疑の中で安倍総理が夜に会食を繰り返していたことを舌鋒鋭く批判しておりましたので、この点については「軽率だった」では済まないことは明らかです。

そしてもう一つは、国会の仲間・関係者を始め、周囲の人を著しく危険に晒した(晒している)ことです。

専門家会議メンバーもかなり踏み込んで発言しているように、「そういうお店」の感染リスクが著しく高いことは周知の事実です。

とりわけ歌舞伎町を擁する新宿区の感染者数は増え続けており、その一帯が相当にデリケートなエリアになっていることは、国会議員であれば(なくとも)わかっていたはずです。

にもかかわらず、「不要不急」の用事でそうした地域に足を踏み入れ、サービスを受けた。

これでウイルスを持ち帰ってくるようなことがあれば、周囲の人が危険にさらされます。

万が一同僚の国会議員に感染が広まれば、本当に国会が一時的にストップして、国民の皆さまに直接的に関係する補正予算の審議に影響が出る可能性だってあります。

そのリスクは、いま現在もなお残っています。

「誰もがなりえることだから、感染した人を責めてはいけない」

というのはそのとおりですが、もしこうした行動が原因で高井議員が感染していたとすれば、その責任は極めて重いものとなります。

よって本日、本人が離党届を速やかに提出し、それを立憲民主党側が受理せずに「除籍(除名)」という厳しい処分を下したことは当然のことだと思います。

自粛を続けるというのは、本当に難しいことです。ストレスも溜まるでしょう。

だからこそ私たち国会議員ができるだけ範を示せるよう、これを他山の石として気を引き締めて残り3週間弱の自粛期間をまずは乗り切って参りたいと思います。

それでは、また明日。

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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