こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
今日は月刊誌から取材を受け、「れいわ新選組旋風」を中心に先の参院選についての振り返りをしながら、ライターさんと今後の情勢について雑談をしておりました。
昨日のブログでも取り上げたように、野合を繰り返す既存野党に有権者は飽き飽きしており、その「現状不満層」が新興勢力に流れ込んでいますし、また参院選・東京選挙区では私にも流れてきていたと思います。
自分の過去ログを見返していると、「候補者調整は有権者の選択肢を奪うことに他ならず、有権者に失礼である」という内容の記事が発掘され、我ながら良いこと言ってるなあと感じたところであります(!)。
参考過去記事:
やっぱり「選挙区(候補者)調整」は有権者を馬鹿にしてたと思う
https://otokitashun.com/blog/senkyo/5258/
翻って、今回の参院選で躍進したれいわ新選組が(維新もですけど)この勢いを持続するとしたら、やはり「野党共闘」に取り込まれるのではなく、独自路線を堅持してことが極めて重要になるのではないでしょうか。
「そこそこの議席を取る」「与党を苦しめる」ためには、反自民という勢力でまとまった方が良いのかもしれませんが、昨日も述べた通りそれでは実は現政権を延命させるだけです。
本気で政権交代を狙うのだとすれば、最初は大きく伸長しなくても、単独路線を貫くこと。
それで公言通り、衆院選全選挙区で候補者を擁立したら、小選挙区で勝つことはできずとも「現状不満層」の票をかき集めてかなりの数の比例枠を獲得することができるでしょう。
そこそこ数が多いけど、自分たちの保身だけで本気で政権交代をする気がない野党連合より、数は少なくとも「本気で首を取りにきている」少数野党の方が自民党にとって驚異だし、有権者の期待も集まると思います。
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そんなことを諸々と考えていくと、やはりいま自由な立場にある山本太郎氏が来年の都知事選挙に出ない手はないよな…と感じるところです。
(写真は前回都知事選の模様)
順当に行けば衆院選は都知事選の後になるでしょう。「れいわ新選組」の名前を衆院選前にもう一度轟かせるためには、都知事選ほどふさわしい舞台はありません。
これまで東京選挙区で活動してきた山本氏が都知事選に出ることにはそれほど違和感はありませんし、
れいわ新選組と山本太郎氏論・ポピュリズムとリアリズムの狭間で(平河エリ)
https://hbol.jp/198328/6
国会ライターの平河エリ氏が分析するように、山本太郎氏の支持者は「目的のために手段を選ばないこと」を好意的に受け止めているわけですから、出馬に対して大きなリスクはありません。
負けても「れいわ」の名が轟く、勝てばもちろん歴史的大勝利。
残り11ヶ月となった都知事選に向けて、各党の思惑は加速していきます。
東京維新にとっても都知事選・都議選は一つの天王山。周りの動きにも注視しながら、有権者の期待に応えるための準備をしていきたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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