もっと、新しい日本をつくろう

あれから3年目の、Merry Christmas.

日々のこと

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2011年のクリスマスイブ&クリスマス。

僕は復興支援団体「ふらいパンダ」の一員として、
気仙沼の復興商店街で巨大カステラを焼いていた。

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2011年12月27日
東北の子どもたちに、 ‘Merry Christmas.’

http://otokita.seesaa.net/article/242826171.html

まだ震災の爪あとが生々しく残っていた時期で、
なんとか被災地を盛り上げたいという各地の有志団体から
我々の団体にもオファーが相次いでいた頃。

自分たちがどんな力になれるかわからなかったけれども、
とにかく何かをしてあげたくて、メンバーたちは休日も記念日も削って
東北に通って活動を続けていました。

あれから丸2年。

今年は東京都のど真ん中、吉祥寺駅から徒歩10分の
武蔵野市社会福祉協議会さまの敷地内で、広域避難者の皆さまに向けて
巨大カステラ作りのイベントを共催させていただきました。

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広域避難者の会の代表者は、福島県から来られている方で。
初めは土地勘がなく、行政からの情報以外は文字通り右も左もわからない。
まわりに同じような境遇の避難者が、どこにどれだけいるのかもほとんど不明。

それでもまだ若い彼女は、なんとかインターネットで色々と調べて、
不慣れな土地で最低限の生活を送っていたそうです。

「自分以外にも、同じように困っている広域避難者がいるはずだ!
 情報交換をする場を設ければ、助け合えることはたくさんある」

そう考えた彼女は、自発的に広域避難者のコミュニティを作り、
福祉協議会さんや地域ボランティアの皆様の協力を得て
定期的に交流イベントをされているそうです。

会場には、2歳になる元気なお子さんもいました。

「この子はこっちに避難してきてから生まれた。
 本当に周りのボランティアさんが親戚のようなもの」

そういって明るい笑顔を見せていたそうですが、

震災から丸2年半が経っても、故郷に戻れない方が大勢いること。
そしてそのお子さん達はもう2歳になり、いまだに故郷の光景を知らないこと。

そんな現実を目の前に、改めて衝撃を覚えずにはいられませんでした。
クリスマスに浮かれる東京の街の中で、点在する広域避難者の方々は
いまもどこかに不便を感じながら毎日を生きている。

東北の人のために、この国の未来のために、自分にいまできることは何だろう。

子どもの頃に夢見たサンタさんは
欲しいものをなんでもくれる、無敵で万能な存在でした。

サンタさんの正体は本当はただの大人たちで、大人になった今の僕たちは
失ったものを取り戻すことも、故郷を返してあげることもできないけれど。

政治家になった僕には、あの時以上にはできることがあるはずだから。
これからも考え続けて、その歩みが止まらぬように進みたいと思います。

被災者の方々に、一日も早く日常が戻りますように。
強く強く願いを込めて…

Wish you a Merry Christmas & Happy new year.

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音喜多駿

おときた駿
参議院議員(東京都選挙区) 41歳
1983年東京都北区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループ社員を経て、2013年東京都議会議員に(二期)。19年日本維新の会から公認を受けた参院選東京都選挙区で初当選。21年衆院選マニフェストづくりで中心的役割を担う。
三ツ星議員・特別表彰受賞(第201~203国会)
ネットを中心とした積極的な情報発信を行い、ブログを365日更新する通称「ブロガー議員」。ステップファミリーで三児の父。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)

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